
今回のテーマはナビッシュ

自動洗浄レンジフードは便利そうだけど、やっぱりお値段は高め…。
「じゃあ自動洗浄なしモデルって掃除大変なの?」
そんな疑問をお持ちの方向けに、実機レビュー&最新モデル比較をお届けします。
そこで本記事では、
実際に非自動洗浄タイプのFY-75DED2-Sを使って分かった
「掃除のしやすさ」や「構造」、そして「最新モデルとの違い」まで正直レビューします。
設備業者としてのプロ視点も交えながら、購入前のモヤモヤをスッキリ解消していきます!
本記事の信頼性

この記事は、住宅設備の現場に15年以上携わり、数百件以上の設置・交換を行ってきた筆者が執筆しています。
第二種電気工事士・給水装置工事主任技術者の資格を持ち、電気・水道の知識を踏まえた正しい施工や注意点を解説。
さらに、実際に設置・使用している立場から、現場目線 × 利用者目線でリアルなレビューと選び方のポイントをお届けします。
FY-75DED2-S を5年間実際に使ってみた!部品の外しやすさを検証

パナソニックのレンジフード「FY-75DED2-S」を、わが家では実際に5年間使用しています。
結論から言うと、「自動洗浄じゃなくても十分掃除しやすい」と感じています。
ここでは、整流板やフィルターの構造、実際の外し方手順など、使ってみてわかったリアルな感想を紹介していきます。
🌀 整流板:工具不要で簡単に外せる
🔍整流板




FY-75DED2-Sの整流板(レンジフード下部の板)は、工具を使わずに手で簡単に取り外せます。
左右につまみがあって、両方を引っ張ると外れます。
ロック機構もしっかりしているので、使用中に外れるような心配もなし。
整流板自体も軽くて扱いやすく、数ヶ月に一度の拭き掃除だけで十分キレイを保てています。
🌀 フィルター:掃除性も良好。油汚れも落ちやすい
🔍フィルターとオイルキャッチ




内部のシロッコファンはフィルターでしっかりカバーされており、フィルターの掃除もしやすい設計。
ぬるま湯に漬けると、油汚れの間に水が浸透してスポンジで簡単に汚れを落とすことができます。
油汚れがひどい場合は中性洗剤でしっかり落ちます。
「親水性塗装のアクアイージィクリーンフィルター」
フィルターはアルミ製で軽く、形状もシンプルなので、洗いにくさを感じることはありませんでした。
また、最近はフィルター無しレンジフードが多いですが、筆者が思うに、洗いやすいフィルターである程度止めた方が、
羽根まで油が届きにくいのでフィルターありの方がいいんじゃない?って思います。
🌀 羽根:一番掃除したくない「羽根」も、簡単に外せる
🔍 オリフィスと羽根




レンジフードで一番掃除が面倒…というか、できれば見なかったことにしたいのが「羽根(ファン)」部分ですよね。
細かい隙間に油が入り込んで、なんだか洗いにくそうなイメージがあります。
でも実際には、この羽根も簡単に外せる構造になっています。
工具も不要で、説明書どおりに手順を踏めばスッと外れます。
しかも、メーカーの推奨は「1~3年に1回程度の掃除」でOK。
日常的にガシガシ掃除しなくても、年末の大掃除でサッと手を入れるくらいで十分です。
💡 筆者のひとこと

全ての部品がワンタッチで外せるので、女性でも安全簡単に取り外しは可能です。
手を切らないように外す際はゴム手袋を使用したほうが安心ですね。
FY-75DED2-S と FY-75DED3-S の違いとは?

FY-75DED2-Sの後継にあたるのが、FY-75DED3-Sです。
筆者はFY-75DED2-Sを使用していますが、どちらも消費電力、風量、騒音値等の基本性能は同等です。
どちらもエコナビやDCモーター搭載、LED照明などの基本性能は同等ですが、DED3になって以下の点が改良されました。
FY-75DED2-S | FY-75DED3-S | |
整流板のサイズ | 横幅636mm× 奥行480mm | 横幅666mm× 奥行360mm |
排熱運転 | × | 〇 |
- 整流版のサイズ
→横幅は増えてますが、奥行きが小さくった。 - 排熱運転
→室内の温度を検知し、高くなると自動で強運転を開始する機能。
💡 筆者のひとこと

絶対必要な機能では無いので、もしもFY-75DED2-Sが安く手に入るようでしたら、そちらでもいいですが、新品で買おうとするとFY-75DED3-Sとなります。
特に迷わずFY-75DED3-SにしてOKです!
FY-75DED3-S と FY-75DE3-S の違いに注意!掃除のしやすさで選ぶならどっち?

品番が同じに見えますがちょっと違います。
FY-75DE3-Sは、家電量販店などで見かけるリテール専用モデルです。
見た目や基本スペックはFY-75DED3-Sとほぼ同じで、価格もやや安く設定されていることが多いですが、
細かい部分で仕様が異なります。以下の表をご覧ください。
FY-75DED3-S | FY-75DE3-S | |
流通経路 | 一般流通 | 家電量販店等 |
撥油コーティング | 〇 | × |
掃除のしやすさ | 〇 | △ |
💡 筆者のひとこと

どちらを選ぶべき?
洗いやすさや長期的な油汚れ対策を重視するならFY-DED3-S。
掃除頻度をあまり負担に感じないならDE3-Sでもいいですが、
ネット購入で安く済ますのであればFY-DED3-SでOKです。
どうしても家電量販店で買いたいのであれば、量販モデルのFY-DE3-Sになります。
自動洗浄レンジフードじゃなくても大丈夫?手動掃除のリアル

実際のところ、「非自動洗浄=めちゃくちゃ掃除が大変」なのかというと、そんなことありません。
取扱説明書には、「しつこい汚れには台所用中性洗剤を使用してください」とありましたが、
今回は「40度のお湯」と「スポンジ」だけで掃除をしてみました。
3ヶ月前に掃除しておりましたので、3ヶ月分の汚れはどんなものでしょうか。
残念ながら、コーティングに影響が出るため食洗機の使用は不可です。
🔍 お掃除手順






実際の掃除頻度は?5年使って感じた現実
こう見ると、自動洗浄タイプって、やっぱり魅力的に見えますよね。
でも実際のところ、「非自動洗浄=めちゃくちゃ掃除が大変」なのかというと、そうでもありません。
わが家では、FY-75DED2-Sを5年間使ってきて、掃除は1年に1回程度(笑)
大掃除の際にを外してサッと洗うくらいで、普段の使用で困ることはまったくありませんでした。
自動洗浄タイプにも意外な「手間」がある
「自動洗浄」って聞くと、まるで全自動でピカピカにしてくれる魔法の機能のように感じますが、
実はそうではありません。
- 専用の洗剤が必要(コスト)
- 水タンクの補充が必要(手間)
- 洗浄対象はファン周辺のみ(整流板や外装は結局手掃除)
つまり、完全ノーメンテというわけではないんです。
ズボラな人ほど、むしろ「思ったより面倒…」と感じるケースもあります。
我が家はあまり掃除しない方なので、1年に1回程度しか洗ってません。
💡 筆者のひとこと

数ヶ月に1回の軽い掃除で済むので、気合いを入れた大掃除も年1回で十分です。
もちろん、日々油モノを頻繁に使うご家庭ではもう少しマメに掃除する必要はあるかもしれませんが、「普通の家庭料理」レベルならまったく問題ないでしょう。
高額な自動洗浄タイプを選ばなくても、構造がシンプルで掃除しやすい機種を選べば問題なし。
パナソニックの非自動洗浄モデル(FY-75DED3)は、その点でも優秀な選択肢です。
結論|自動洗浄じゃないパナソニックレンジフードはアリ?ナシ?
5年間、実際に非自動洗浄モデル(FY-75DED2-S)を使ってきた立場としての結論はこうです。
- ✅FY-75DED2-Sを5年間実際に使ってみた!部品の外しやすさを検証
→全てワンタッチで取り外し可能。全く問題なし! - ✅FY-75DED2-SとFY-75DED3-Sの違いとは?
→整流板のサイズの違いと、排熱機能があるかないか。なくても問題なし - ✅FY-75DED3-SとFY-75DE3-Sの違いに注意!掃除のしやすさで選ぶならどっち?
→DE3の方はリテール(量販店)品番。撥油コーティングが欲しいならFY-75DED3-S - ✅自動洗浄レンジフードじゃなくても大丈夫?手動掃除のリアル
→年一回の掃除でも、油ギトギトにはなってない。大掃除の時頑張ればOK!
💡 筆者のひとこと

✅ FY-75DED3-Sはこんな人におすすめ
- 信頼できるパナソニック製で機種を選びたい
- 掃除はできるだけカンタンに済ませたい
ノンフィルターではありませんが、フィルターがあることで羽根に油が付きにくいメリットもあると思います。
自信を持ってお勧めします!
\我が家で実際に使っているタイプの後継モデル/
FY-75DED3-Sの他にも、レンジフードの横幅に合わせたサイズが展開されています。ご家庭のサイズに合わせて選んでください。
\幅60cmモデル FY-60DED3-S/
\幅75cmモデル FY-75DED3-S/
\幅90cmモデル FY-90DED3-S/
🔧 ご注意:前幕板(化粧板)は別売です!
パナソニックのレンジフードは、設置するキッチンの高さやレンジフード横幅に合わせて「前幕板(まえまくいた)」というカバー部材を追加購入する必要があります。
幕板の型番は、「本体の横幅 × 設置高さ」によって異なります。
📝 例えば…
- 幅75cmモデル + 総高さ500mm → 幕板型番:FY-MH746C-S
- 幅90cmモデル + 総高さ600mm → FY-MH956C-S
※これはあくまで一例です。
👉 詳しい寸法や対応幕板の組合せについては、以下のパナソニック公式カタログ、または購入店舗にご確認ください。
→📌 検索用キーワード例:「パナソニック レンジフード・換気扇総合カタログ」
→📌 レンジフード・換気扇総合カタログ」
以上です!