
今回のテーマはナビッシュ

我が家では、ナビッシュA10(現行:H6)を使い始めて6年以上が経ちました。
現在も不具合なく快適に使えており、今後も継続して使いたいと思える製品です。
もちろん、他社製のタッチレス水栓も数多く存在しますが、
これだけ多彩なグレードを展開してくれているのは、リクシルのナビッシュならではではないでしょうか。
搭載する機能を自由に取捨選択できる点は、
ナビッシュならではの大きな魅力のひとつです。
そこで本記事では、
購入を検討中の方に向けて、ナビッシュの各グレードや機能の違い、メリット・デメリットをわかりやすくまとめました。
少しでも選びやすくなるよう、リアルな使用感と失敗しない選び方もあわせて解説しています。
ナビッシュ導入を検討されている方の参考になれば幸いです。
本記事の信頼性

この記事は、住宅設備の現場に15年以上携わり、数百件以上の設置・交換を行ってきた筆者が執筆しています。
第二種電気工事士・給水装置工事主任技術者の資格を持ち、電気・水道の知識を踏まえた正しい施工や注意点を解説。
さらに、実際に設置・使用している立場から、現場目線 × 利用者目線でリアルなレビューと選び方のポイントをお届けします。
浄水機能は本当に必要?メリットと注意点

まずは、ナビッシュに「浄水機能を付けるかどうか」を決めましょう。
通常の水道水に加えて、シンク下に浄水カートリッジを設置することで、浄水機能が使えるようになります。
浄水機能付きにするかどうかで迷ったら、まずは「普段どれだけ浄水を使うか」を基準に考えましょう。
例えばウォーターサーバーを使っているご家庭であれば、浄水なしでも特に困りません。
🔍 浄水カートリッジの種類
- JF-45N(17+2物質除去)
- JF-43N(12物質除去)
※どちらも交換目安は1年です。
🔍 メリットと注意点
水質改善による安全性の向上:17+2除去(JF‑45N)は、12除去に比べて多くの物質を除く。
手軽に切り替え可能:カートリッジ交換型なので、専用の設置工事なしで使える。交換も自分で出来る。
ランニングコストが発生:交換目安は約1年に1回、費用は10,000円~20,000円程度。
スペース確保が必要:シンク下にカートリッジ収納スペースを確保する必要あり。
味や香りの変化は個人差あり:性能に差はあるが、人によっては味の違いが気にならない可能性も。
💡 筆者のおすすめはコレ!

価格差が少なく(ネットで約2,000円差)、性能も上位のJF-45Nを使用しています。
味の違いは正直わかりませんが、安心感を重視して上位モデルを選ぶのがおすすめです。
当サイトでは、正規品しか案内しておりません。心配な方は公式サイトでお買い求めください。
また、Amazonでも探せますが、正規品である保証がないためリンク先を表示しておりません。
ハンズフリー機能は必要か?センサー3種の違いと注意点まとめ


ナビッシュの水栓には3種類のセンサーが搭載されています。※グレードによって変わります
一般的にはこの3つのうち、「吐水口の下向きセンサー」をハンズフリーと呼びます。
▼ ナビッシュのセンサー構成:
- 浄水センサー(ON/OFF):浄水を出す・止める
- 湯水センサー(ON/OFF):湯水を出す・止める
- 吐水口センサー(ハンズフリー):手や物をかざしたときだけ自動で水が出る
それぞれの使い勝手をふまえて、本当に必要かどうか?を解説していきます。
🔍 浄水センサー(ON/OFF)
手を上からかざすと浄水が出て、再度かざすと止まる
湯水センサーとの位置が近いので、意図しない方を出してしまうことがある
🔍 湯水センサー(ON/OFF)
手を上からかざすと湯水が出て、再度かざすと止まる
浄水センサーとの位置が近いので、意図しない方を出してしまうことがある
🔍 吐水口センサー(ハンズフリー)
手や食器などをセンサー下に差し出すと自動で水が出る
離すと自動で止まるので、流しっぱなし防止に◎
意図しないケースで水が出てしまったり、逆に出なかったりすることもありますが、使ってるうちに慣れます
💡 実際に使ってみた感想

筆者の家庭では、吐水口センサー(ハンズフリー)を特に重宝しています。
食器洗い中などに便利で、節水にもつながると実感しています。
また、我が家では食洗機を使用しているのですが、入れる前の予洗いでも使い勝手◎です。
吐水口センサーで反応しづらい場合、出しっぱなしにしたい場合は湯水センサーを使用しています。
電源は必要?乾電池モデルとの違いと注意点

ナビッシュを使うには、電源の有無が重要なポイントです。
まずは、シンク下に100Vコンセントがあるかどうかをチェックしてみましょう。
🔍 コンセントがある可能性が高いケース
以下リストのいずれかが設置されていれば、キッチンのシンク下やガスコンロ下の裏側などにコンセントが存在している可能性が高いです。
- ビルトイン食洗機
- ビルトインガスオーブン
- ディスポーザー
探し出せれば延長コードで設置しても問題ありません。
❓ コンセントが無い場合は?
ナビッシュは乾電池モデルも用意されています。
ただし注意点があります。
乾電池モデルは「ハンズフリー」機能が使えません。
上位モデルの便利さを重視する方はコンセント必須です。
🛠 コンセントの増設工事について
もし近くに電源がない場合は、新たに電源を引く工事も可能です。
一般的には、電気工事士に依頼すれば1時間程度で完了する簡易工事です。
工事費の目安:5,000円〜15,000円程度
💡 筆者のひとこと

我が家ではビルトイン食洗機があるため、食洗機下部にコンセントが1つあります。
そこを利用してますので上位モデルを選んでも追加費用ゼロで設置できました◎
見た目が悪くてもよければ延長コード使用でも大丈夫です!
ナビッシュの機能まとめ【地味だけど便利なポイント】
これらの機能については、使用感に大きな差は出ませんが、あると便利な“+α”要素です。
💡エコセンサー

普通の水栓は、キッチン水栓のハンドル位置により湯の温度を調整しています。
しかし、エコセンサー付きの機種だと、ハンドル位置に関係なく「水」だけを出すことが出来ます。
つまりは、ガス給湯器が作動しないので意図せずお湯が出ることが無くなるためガス代の節約になります。
❗注意点
- 給湯器リモコンのスイッチを切っている方には不要な機能
- 浄水機能付きの場合、エコセンサーは搭載されません。どちらかを選ぶ必要があります
💡スポット微細シャワー、シャワー切り替え、ホース引出し機能

ナビッシュ標準搭載の機能です。全ての機種に搭載されています。
水が跳ねにくいシャワーと、通常の吐水切り替えが出来ます。
また、ホースを引っ張り出すことで簡単にシンク掃除が出来ます。
💡ルミナスサイン&検知音出力

ルミナスサインとは、水温を色別に分けて表示が出来る機能です。
- 水色:30度以下
- 黄→オレンジ:30度~45度
- 赤色:45度以上
筆者宅では45度以上を出すことがほぼ無いので、有っても無くてもどっちでもいいと感じる機能です。
検知音出力とは、センサーが反応するたびに「ファン!」と音を出してくれる機能です。
ルミナスサインと検知音出力は、特に重要視する事はないかと思います。
💡お掃除楽々台座

スカート状の台座でとなっているため、お掃除がしやすいそうです。
掃除のしやすさに大差は無いように思いますが、見た目の印象で選ぶ方も多いようです。
筆者的にはスタイリッシュに見えますので、有った方が好みではありますね。
💡 筆者のひとこと

この段落の機能についてはさほど重要視しなくても大丈夫です。おまけ程度でお考えください。
【比較表つき】ナビッシュの全モデル機能一覧と選び方のポイント
ナビッシュにはさまざまなモデルが用意されていますが、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
そこで、主要モデルの機能を一覧にした比較表を作成しましたので、まずは見比べてみてください。
ハンズフリー | 浄水器 | エコセンサー | 100V電源 | 乾電池 | ルミナス&検知音&お掃除楽々台座 | |
---|---|---|---|---|---|---|
H6 | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ||
H7 | ✅ | ✅ | ✅ | ✅ | ||
H5 | ✅ | ✅ | ✅ | |||
A6 | ✅ | ✅ | ✅ | |||
A7 | ✅ | ✅ | ✅ | |||
A5 | ✅ | ✅ | ||||
B6 | ✅ | ✅ | ||||
B5 | ✅ | |||||
B6(乾電池) | ✅ | ✅ | ||||
B5(乾電池) | ✅ |
モデル選びのポイント
🔍 ハンズフリー付きモデルの一覧
以下の3機種が、ハンズフリー機能を搭載しています。
- H6
- H7
- H5
🔍 ハンズフリー無しで十分なモデル
「そこまでの機能は不要」「予算を抑えたい」という方には、以下のモデルもおすすめです。
- B5(100V)
- B5(乾電池)
- B6(100V)
- B6(乾電池)
💡 筆者のひとこと

筆者的に特に注目してほしいのは、ハンズフリー(吐水口センサー)付きモデルです。
手が汚れているときや、食器洗い中でも手をかざすだけで水が出るのは、想像以上に便利!
筆者のような“ずぼら気味な人間”には、もはや手放せない最強水栓です。
ナビッシュ旧モデル「A10」と現行モデル「H6」の違い
A10とH6は、いずれもLIXILのタッチレス水栓「ナビッシュシリーズ」の上位モデルで、主な仕様や機能はほぼ同じですが、A10は旧モデル、H6は新モデルです。
両者の主な違いは「エコハンドル機能」の有無と新デザイン、それに伴う型番・仕様の進化です。
- エコハンドル:H6ではハンドルが「正面」のときだけ水が出る仕様で、無駄にお湯を出さないように調整できます
- デザイン:H6は新エコハンドルでハンドルがやや長くなり、操作性が向上しています。
💡 筆者の見解

新機能については、筆者的には無くてもいい機能です。私は、そもそもレバーをいじることはほぼないです。人にもよると思いますが・・・
もし、A10が安く手に入るのであればA10を選び、同じくらいであればH6を選ぶ、で良いかと思います。
ナビッシュはこんな人におすすめ!選び方まとめと注意点
記事の要点を次にまとめました。
- ✅浄水機能は本当に必要?メリットと注意点
→別の浄水器やウォーターサーバーがあれば不要。カートリッジ代が無駄に。 - ✅ハンズフリー機能は必要か?センサー3種の違いと注意点まとめ
→家事効率UPに直結。余裕があれば必須レベル。 - ✅電源は必要?乾電池モデルとの違いと注意点
→ハンズフリー使うなら100Vコンセントはほぼ必須。 - ✅ナビッシュの機能まとめ【地味だけど便利なポイント】
→お好みでOK。正直無くても困らない。 - ✅【比較表つき】ナビッシュの全モデル機能一覧と選び方のポイント
→ハンズフリー付のH6、H7、H5 がおすすめ
ナビッシュのメリット
ナビッシュのデメリット
💡 筆者のおすすめ機種

迷っている方は、筆者も使用している「ナビッシュH6」を検討してみてはいかがでしょうか?
使い勝手・機能性ともに文句のつけようのないモデルで、初めての自動水栓にもおすすめです。
デメリットを挙げてますが、正直デメリットと感じておりません(笑)
以下は我が家で使用中の機種H6です。
以上です!
ナビッシュではない水栓をご希望の方はいこの記事もご覧ください。