とにかく安くキッチン水栓を交換したいんだ!
安くてもシャワーホースが伸びて節湯のものじゃなきゃ嫌だ!
要はコスパが良いキッチン水栓を自分で付けたい!と思っている方向けの記事です。
本記事内容
- TOTO、LIXILと見た目を比べてみよう
- SANEIの混合栓をDIYで交換してみよう
水道業界の人間であれば絶対知っているメーカーSANEIさん、一般の方は知らない方が結構多いのではないでしょうか。
水栓金具等、水回り製品の販売を行っている大企業なのですが、意外と認知度は低いように思います。
そんなSANEIの水栓の特徴としましてはTOTOやLIXILに比べ商品代が安い傾向にあります。
身近な所で言えば、ホームセンターの水栓売り場でよく見かけます。
水栓だけではなく、パッキンなどの細かい修理部品や単水栓などもSANEIで揃えているお店は多いですね。
つい先日、そんなSANEIの水栓を交換する機会がありましたので、本記事ではSANEI混合水栓「K87120TJV-13」と取付手順をご紹介したいと思います。
取付のレベルとしては最も優しい部類になるかと思いますので、最初のチャレンジにはうってつけの商品です。
是非参考にしてみてください。
本記事の信頼性
1.TOTO、LIXILと見た目を比べてみよう
商品の価格が安いとは言え、いきなりよく知らないSANEIの蛇口を交換しようとは思わないですよね。
そこで、最大手のTOTOとLIXILで発売されているライバルとなりそうな商品を選定してみました。
以下の3点が選定条件です。
- シャワーホースが伸びる
- ハンドルがステンレス
- 節湯水栓
さすがのTOTOはフォルムがスタイリッシュですよね。
LIXILはSANEIに似たフォルムですね。先端の黒い樹脂部分を回す事で、シャワーの切り替えが出来ます。
見た目は多少異なりますが、出来る機能としてはどこの水栓も似たようなものです。
SANEIの水栓は、TOTO・LIXILと比べて取付自体もシンプルになっています。
見た目の好みが無いようであれば、選択肢の一つとして考えてみても良さそうですね。
2.SANEIの混合栓をDIYで交換してみよう
以前記事にしましたが、キッチン水栓交換でハマるとすれば、既設品を外すときです。
水垢で固着した水栓は本当にガンコです。
簡単に外れるときは、ものの数分で外れるんですけどね。
既設品の取り外しに関しては、こちらの記事を参考にしてみてください。
準備する工具は以下です。
- プラスドライバー
- モンキーレンチ(できれば2本)
- プライヤー
今回外した水栓の場合は、小さいモンキーが1本あれば尚良いでしょう。
既設の蛇口を外す
今回の機種はコチラです。メーカー品番見るの忘れてしまいました。
まずは最初に、止水栓を閉めて水栓の配管を外します。
右側が水、左側がお湯ですね。ハンドル2つを時計回りに止まるところまで回します。
モンキーレンチを使いソケット部を外します。
金色の箇所にモンキーレンチがかかります。反時計回りで外れます。
外れたらホースとソケットも分離しておきます。
残っている水がホースから出てくるので、雑巾やバケツがあるといいですね。
止水栓に、パッキンが残っている場合があるので忘れずに取っておきましょう。
次は蛇口本体を下から外します。
指で示している箇所が六角のナットになっていますね。反時計回りに回します。
壁とシンクの狭間なので、小さいモンキーレンチがあるととても楽です。
ナットが外れれば、あとは上から水栓を引っ張り上げれば外れます。
水栓ごとに、穴の大きさが決まっており、今回のK87120TJVの場合は35~39mmです。
穴が大きい場合は別売りの部材で小さくできますが、穴が小さい場合は拡張しなくてはいけません。
ホルソーやステップドリルといった電動工具と先端工具が必要となりますので、おとなしくプロを呼びましょう(泣)
水栓本体を固定する
部品全てを出してみます。見ての通りこれだけです。
まずは、穴にフランジと呼ばれる部品(他社ではもぐらーずと呼んだりしてる)を付けます。
固定の際は付属の六角レンチで締めつけます。
次に水栓をフランジに差し込みますが、その前にシャワーについている部品を外します。
この部品を外さないとフランジにうまく入らないんです。
ここでようやくプライヤーが必要となります。
それではフランジに入れてみましょう。
近位色の部分が見えなくなるまで差し込みます。
差し込みが完了したら、六角レンチを使用し水栓本体とフランジを固定します。
締め付けが完了したら、キャップをして本体の固定完了です。
水栓のホースを逆止弁に接続する
止水栓に逆止弁を仮りで取付け、ホースが届くかを確認します。
逆止弁にホースが差し込めればOKです。
届かない場合は延長のソケットで対応しましょう。
差し込む際にホースが折れ曲がってしまう場合は、水栓根元の銅管部分を折れないように曲げて調整します。
ホースが届くことを確認出来たら逆止弁を本締めしましょう。
逆止弁が付いたら、外れないための部品を取り付けていきましょう。
次に、シャワーホースを接続します。
給水給湯と同じように、抜け止めとカバーを取り付けます。
ホースの真ん中あたりにある白い部品は、シャワーホースをそれ以上引っ張れなくするストッパーです。
ストッパーもちょうどよい位置に取り付けます。
止水栓を開き、配管の接続部から水が漏れていないかを確認します。
漏れていた場合は、再度止水栓を閉めてから接続をやり直してください。
完成
完成です。簡単に設置できましたね。
プロに依頼すれば10,000円~20,000円は工事費がかかります。
水が出るか、お湯が出るか、水量は適量かを確認しましょう。
まとめ:難易度★☆☆☆☆
いかがでしたでしょうか。
工具さえあれば、また、ハプニングさえなければ簡単に設置できそうですよね。
- TOTO、LIXILと見た目を比べてみよう
- 見た目が問題なければSANEIで問題なし
- SANEIの混合栓をDIYで交換してみよう
- 既設の蛇口を外す(用意する工具は以下リスト)
- プラスドライバー
- モンキーレンチ(できれば2本)
- プライヤー
- 水栓本体を固定する
- 取付穴の大きさに注意
- 水栓のホースを逆止弁に接続する
- ホースが届かない場合は別売り部材で対応する
- 既設の蛇口を外す(用意する工具は以下リスト)
ハプニングがあった場合は、キッチンで水が出せない状況が続く可能性があります。
万が一何かあった場合に対応してくれる業者を探しておくことをおすすめします。
是非チャレンジしてみてください!
以上です!