
今回のテーマはビルトインガスコンロの選び方
そんな疑問をお持ちの方、実はとても多いんです。
住宅設備工事士として15年以上、現場でビルトインガスコンロの交換を数多く手がけてきた私の経験から言うと、ビルトインで後悔する原因のほとんどは「機種そのもの」ではなく、選ぶ前の判断軸が曖昧なまま、価格やカタログ機能だけで決めてしまうことにあります。
そこで本記事では、
- ビルトインガスコンロ選びでよくある後悔と、それを避ける5つのコツ
- 「自分で交換できるのか/業者依頼すべきか」のDIY可否判定
- 用途別に絞った後悔しないビルトインガスコンロ3パターンと最終チェック
を、工事士目線でわかりやすく解説します。
本記事の信頼性
この記事は、住宅設備の現場に15年以上携わり、数百件以上の設置・交換を行ってきた筆者が執筆しています。
第二種電気工事士・ガス機器設置スペシャリスト・排水設備主任技術者の資格を持ち、電気・ガス・排水の専門知識を踏まえた正しい施工や注意点を解説。
実際に設置・使用している立場から、現場目線 × 利用者目線でリアルなレビューと選び方のポイントをお届けします。
ビルトインガスコンロ選びでよくある後悔
ビルトインガスコンロで後悔する原因のほとんどは、5つのコツの裏返しです。価格やカタログの機能数だけで決めて、毎日の使い勝手・キッチン条件の確認を後回しにすると、買い替えた後で「あの時こう選んでおけば」と思い出すことになります。
現場でよく見る失敗例として、私がお客様から実際に聞いてきた「後悔ポイント」を、5つのコツとして整理します。
🔍 天板素材を価格だけで選んで、掃除がしんどくなる
「とりあえず安いやつでいい」とホーロー単体で選んで、5年経つと汚れの残りやすさで毎日のストレスになる、というケースが一番多い後悔です。価格差は1〜3万円でも、毎日触る道具なので体感差が大きく出ます。
🔍 グリル仕様を軽く見て、魚焼き後の掃除で後悔する
「グリルなんてあまり使わない」と決めつけて選んでしまうと、引っ越し後の生活で魚やトースト・自動調理を使いたくなった時に、焼き網仕様の掃除のしんどさで後悔しやすいです。
🔍 調理機能を削りすぎて、毎日の時短ができない
3口タイマー・温度調整・オートグリルあたりは、削ってしまうと毎日の調理動線に効いてきます。「上位機能は使いきれない」と思って下位機種にしたら、結局よく使う機能まで削っていた、という後悔です。
🔍 デザイン・操作性がキッチンや家族に合わない
天板色・前面パネル・操作ボタンの形状は、写真で見るのと毎日触るのとで印象が変わります。特に操作ボタンは、高齢のご家族が使う家庭で「視認しづらい」「押し間違える」という後悔が出やすい部分です。
🔍 60cm/75cmを現場確認せずに決めて後悔する
「せっかくだから広い方」と勢いで75cmにしたら、左右スペースが減り、物を置くスペースが無い・レンジフードが60cmのままで外側バーナーの煙が吸い込みきれない、という後悔。サイズ変更は本体価格より「現場確認3項目」で決まります。
📌 補足|本記事の5つのコツとは別軸で起きやすい後悔
自分で交換できると思って買ってしまう:ビルトインはガス管の接続が必要で、据え置き型ガステーブルとは取付難度が違います。詳しくは後段のDIY可否判定で解説します。
賃貸で勝手に交換しようとする:賃貸物件は原則NGです。原状回復義務もあるため、必ず管理会社・貸主に確認してください。
💡 プロ目線で言うと
15年以上の現場経験で言うと、ビルトインの後悔は「価格と機能」より「設置条件の確認漏れ」と「掃除負荷の軽視」で起きます。逆に言えば、これから紹介する 5つのコツ を押さえれば10年は後悔しません。
そもそも「替え時かどうか」を先に確認したい方は、こちらの記事も参考になります。
失敗しない5つのコツ早見表
「自分はどのコツを最優先で押さえればいいか」を1分で判断するための早見表です。5つのコツの優先度は、誰にとっても同じではなく、料理頻度・家族構成・キッチン条件で変わります。
まずは下の表で全体像をつかみ、気になる項目から読み進めてください。
| コツ | 確認する内容 | 優先度 | 特に重要な人 |
|---|---|---|---|
| コツ① | 天板素材・フチ・ゴトク | ◎ | 毎日の掃除をラクにしたい人 |
| コツ② | グリル仕様・調理機能 | ◎ | 魚焼き・トースト・時短調理を使いたい人 |
| コツ③ | デザインと操作性 | 〇 | 高齢の家族も使う/操作しやすさを重視したい |
| コツ④ | 60cm/75cmサイズ選び | ◎ | 買い替えでサイズ変更を考えている |
| コツ⑤ | DIY可否・業者依頼の進め方 | ◎ | 取付方法で迷っている全員 |
🔍 あなたに合う優先順位の決め方
- シンプル料理派:コツ①(天板)/④(サイズ=60cmで十分)を優先。グリル・調理機能は最小限でも後悔は出にくい
- 料理頻度の高い家庭:コツ②(グリル+調理機能)を最優先。コンロが調理時間に直結する
- 高齢のご家族も使う:コツ③(操作性)を必ず実機で確認。操作ボタンの形状で押し間違いが減ります
- 賃貸・古い配管が気になる:コツ⑤(DIY可否+業者依頼)を最優先。機種より取付条件の方が重い
具体的なおすすめ機種の比較は、本記事の主題から外れるため、別記事で詳しく解説しています。
コツ①|天板素材・フチ・ゴトクで「毎日の掃除のしんどさ」が決まる

天板選びで一番効いてくるのは、毎日の拭き取りのしんどさです。「割れるか剥がれるか」の長期リスクは判断材料の一つですが、5年・10年使う中での体感差は「拭けば落ちるか/こすらないと落ちないか」で決まります。
🔍 ホーロー/ガラストップ/ガラスコートの違い
家庭用ビルトインの天板でよく使われている素材は、ホーロー・ガラストップ・ガラスコートの3種類です。それぞれの特徴を、現場で見てきた印象も含めて整理します。
| 項目 | ホーロー | ガラストップ | ガラスコート |
|---|---|---|---|
| 主素材 | 金属にガラス質を焼き付け | 強化ガラス | ホーロー鋼板にガラス質をコート |
| 掃除しやすさ | ◎ ふき取り+こすり可 | ◎ つるつるで拭くだけ | ◎ ガラストップに近い |
| 強度・耐衝撃 | 〇 熱・傷・衝撃に強い | ▲ 強い衝撃で割れる場合あり | ◎ 比較的割れにくい |
| 見た目 | × やや無骨 | ◎ 光沢・高級感 | 〇 光沢ありで落ち着いた印象 |
| 価格帯 | ◎ 手頃 | ▲ 中〜高価格帯 | ◎ コスパ良好 |
| 長期リスク | × 表面が欠けると錆びる場合あり | ▲ 重い物を強く落とすと割れる場合あり | 〇 長期使用でコーティング剥がれが起きる場合あり |
ガラストップ:高級感と掃除性を両立。重い物を強く落とすと割れる場合があるため、扱いが丁寧なご家庭に向きます。
ガラスコート:ホーローの強さ+ガラスの掃除性。コスパ重視のご家庭に最適。長期使用でコーティング剥がれが起きる場合があります。
ホーロー:耐久性・価格・メンテのバランス重視。見た目はやや劣るものの、実用派には根強い人気があります。
🔍 フチあり/フチなし、どちらを選ぶか


「フチ」とは、コンロ天板のまわりにある枠の部分です。この枠があるかないかで、見た目と拭き掃除のしやすさが変わります。
| 比較項目 | フチなし | フチあり |
|---|---|---|
| 掃除しやすさ | ◎ 段差がなく一拭き | 〇 フチに汚れが残りやすい |
| 見た目 | ◎ スタイリッシュ | 〇 一般的なデザイン |
| 衝撃への強さ | ▲ フチがない分やや弱い | ◎ フチが衝撃を受ける |
| 価格 | ▲ やや高め | ◎ 比較的安価 |
🔍 ゴトクは「ホーロー」と「ステンレス」どちらが長持ちするか
ゴトクは、ホーロー製とステンレス製の2種類が一般的です。見た目で迷いやすい部分ですが、選び方の基準は意外とシンプルです。
ホーローゴトク:頑丈で焦げ付きが落ちやすい。色は黒系がほとんどで、見た目の経年変化は出にくい。
ステンレスゴトク:上位機種で採用されることが多い。加熱で焼け色がつくのが仕様で、使い込むほど独特の色合いになります。「劣化」ではなく「ステンレス特有の変化」だと理解して選んでください。

💡 プロ目線で言うと
天板素材は「割れるか剥がれるか」の長期リスクで悩むより、毎日の拭き取りがしんどいかどうかで選ぶのが正解です。現場でお客様の満足度が高いのは「フチなしのガラスコート」。ガラストップの高級感とホーローの実用性の中間で、コスパが効きます。重い鍋を扱う家庭は、安全側でガラスコートを選んでおく方が安心です。
コツ②|グリル仕様と調理機能(魚焼き後のストレスと毎日の時短)

グリル仕様と調理機能は、コンロを買い替えるタイミングでしか入れ替えられない部分です。あとから後付けできる機能と、本体交換でしか手に入らない機能を分けて考えると、迷いがなくなります。
🔍 片面焼き・両面焼き・グリルプレート対応の違い
ビルトインガスコンロのグリルは、片面焼きと両面焼きに分かれます。さらに、グリルパンやココットプレートなどの専用プレートに対応するモデルかどうかで、掃除のラクさが大きく変わります。
片面焼き:魚を途中でひっくり返す必要がある。安価なモデルに多い。
両面焼き:上下のバーナーで同時に焼くため、ひっくり返さずに焼ける。時短にも効きます。
グリルプレート対応:グリルパン・ココットプレートなどの専用プレートが使えるモデル。専用プレートを使うと、洗いにくい焼き網や受け皿を毎回ゴシゴシ洗う負担が減ります。
🔍 各メーカーのグリル付属品の名称と特徴
グリル付属のプレートやダッチオーブン型の調理器具は、メーカーごとに名前や対応品が違います。本記事ではざっくり「グリル調理器具」として説明します。購入前には、候補機種の公式ページで対応品名を確認してください。
🔍 筆者が5年以上使ってわかったグリルパンのメリット

我が家ではグリルパン対応モデルを5年以上使っていますが、買う前に思っていた以上に、生活が変わりました。
- 魚を焼く頻度が増えた:「グリルなんて使わない」と思っていたのに、洗いものが減ると焼きたくなります
- トースト・自動焼きが時短に効く:朝の支度時間が確実に短くなりました
- 掃除のストレスが激減:グリルパンや専用プレートを使うことで、洗いにくい焼き網や受け皿を毎回洗う負担が減ります
🔍 「グリルなし」を探している方への注意
3口のビルトインガスコンロでは、グリル付きが一般的です。
グリルなしを探す場合は、1口・2口コンロなど別ジャンルになることが多いため、通常の家庭用3口コンロとは分けて考えた方が安全です。
🔍 3口タイマー/温度調整/オートグリルの実用度
調理機能は「全部入り」より、料理頻度に合うものを選ぶ方が満足度が高くなります。よく使われている機能を順に整理します。
3口すべてにタイマー:複数の鍋を同時調理する家庭では効果絶大。2口のみのモデルだと、3口目を使った時に「うっかり消し忘れ」が出やすい。
温度調整(揚げ物オート):揚げ物が苦手な方ほど効きます。鍋底の温度をセンサーで管理してくれるため、火加減のストレスが減ります(精度はメーカー・機種によって異なります)。
オートグリル(自動焼き):オートメニュー数はメーカー・機種で大きく異なります。「メニュー数が多い=便利」ではなく、よく作る料理に対応しているかで判断するのが現実的です。
💡 プロ目線で言うと
「グリルは使わない」と言って下位モデルを選んだお客様ほど、焼き網不要モデルに替えた後で魚を焼く頻度が上がる傾向があります。グリルパン対応は本体交換のタイミングでしか入れにくい機能なので、迷ったら付けておく方が後悔しにくいです。具体機種で迷ったら おすすめ4機種比較 も参考にしてください。
コツ③|デザインと操作性は「家族の使いやすさ」で選ぶ
デザインは慣れる部分も大きいですが、操作ボタンの形状だけは慣れません。毎日使う部分なので、見た目より「家族全員が直感的に操作できるか」で判断するのが現実解です。
🔍 操作ボタンの形状(ダイヤル/プッシュ/タッチ)

火力調整は飛び出たボタンを回して

火力調整はつまみを左右に
操作ボタンは大きく3種類あります。それぞれ操作感と掃除しやすさが異なります。
プッシュ式:点火は押すだけ。火力調整は上部のつまみやレバーで行う、昔ながらのタイプ。
ダイヤル式:押して点火し、ダイヤルを回して火力を調整するタイプ。火加減を回す感覚で合わせられます。
タッチ式:上位機種に多い。フラットで掃除しやすい一方、操作感は好みが分かれます。
🔍 天板色・前面パネルとキッチン全体の相性

天板色はブラック系・グレー系・ホワイト系が主流です。キッチン天板(ワークトップ)の色との相性で考えると、後悔しにくくなります。
- ブラック系天板:人気で高級感あり。汚れは目立ちにくいが、水滴の跡は目立つ場合がある
- グレー系天板:汚れ・水滴ともに目立ちにくい。万能タイプ
- ホワイト系天板:明るい印象。焦げ付きや油はねが残ると目立ちやすい
- 前面パネル(樹脂/ステンレス):ステンレスフェイスは高級感が出ますが、価格が上がります。経年での指紋汚れの目立ちやすさは樹脂より上
🔍 油汚れの拭き取りやすさ(操作部の凹凸チェック)
毎日の掃除を考えると、操作部の凹凸の少なさは天板素材と同じくらい効いてきます。実機を触る際は、操作部に油がついた状態をイメージしてください。
💡 プロ目線で言うと
デザインは慣れる部分も大きいですが、操作ボタンだけは実機を触ってから決めるのが現実解です。可能ならメーカーショールームやホームセンターで、実際に操作部を触って確認するのがおすすめです。家族(特に高齢のご家族)と一緒だとなおよいです。「写真とカタログだけで決めて、届いてから操作で違和感」というのが、デザイン軸で一番多い後悔です。
コツ④|60cm/75cmのサイズ選びで「現場で確認すべきこと」
サイズ変更で発生する追加作業は、本体価格より「現場確認3項目」で決まります。「ネットでは1〜3万円」と書かれていることもありますが、実際の現場では条件によって幅があり、写真も見ずに金額を断定するのは危険です。
🔍 60cm/75cmの使い勝手の違い
| 項目 | 60cm | 75cm |
|---|---|---|
| 調理スペース | 標準的 | 大きい鍋を並べやすい |
| 左右の作業スペース | 広いので物を置くスペースになる | 左右に約7.5cmずつ天板が広がる分、作業スペースは減る |
| 本体価格 | 比較的安い | やや高め |
| レンジフードとの相性 | レンジフード幅の確認は不要 | レンジフード幅の確認が必要 |
🔍75cmを選ぶときに確認すべき項目
60cmと75cmで本体の取付作業自体が大きく変わるわけではありません。ただし、既存跡の見え方・左右スペース・レンジフード幅は事前に確認しておくと安心です。業者見積もり時に写真を送って確認するのがおすすめです。
🔍 レンジフード幅とのミスマッチにも注意
75cmコンロに対してレンジフード幅が60cmの場合、施工条件や防火上の基準で問題になることがあります。煙の吸い込みだけでなく、設置基準上の確認が必要なので、コンロ単体ではなくレンジフード幅も一緒に確認してください。詳しくは業者・メーカー施工説明書での確認をおすすめします。
レンジフードの選び方は別記事で詳しく解説予定です。
💡 プロ目線で言うと
ガスコンロを選ぶときに意外と多い後悔は、実は「レンジフードも替えればよかった」 です。15年以上の現場経験で何度も見てきました。コンロを75cmにするときは、レンジフード幅も同時に検討した方が、後で「もう一度業者を呼ぶ」手間が省けます。見積もり前に、コンロまわり・レンジフードの写真を撮っておくのがおすすめです。
ビルトインガスコンロはDIY交換できる?
結論からお伝えすると、ビルトインガスコンロに関しては、基本的にDIY交換はできないと思ってください。読者が自分でやるのは「機種選び・写真撮影・ガス種確認」までです。撤去・取付・ガス接続・試運転は業者に任せる、と明確に分けるのが現実的で安全です。
ここでは、ビルトインと据え置き型ガステーブルとの違い、関わる資格、読者が自分でできる範囲を整理します。
🔍 ビルトインと据え置き型(ガステーブル)の違い ― DIY可否の線引き
| 項目 | ビルトイン | 据え置き型(ガステーブル) |
|---|---|---|
| 設置形式 | キッチン天板にはめ込み | ガス台に乗せるだけ |
| ガス接続 | ガス管で接続(資格者作業) | ガスホース+元栓(差し替え可) |
| DIY可否 | ×(原則業者) | ○(条件付きでDIY可) |
据え置き型ガステーブルのDIY注意点は、別記事で解説しています。本記事はビルトイン専用としてお読みください。
🔍 ガス管の接続・取り外しは資格者作業
ビルトインガスコンロは、本体下部のガス管(可とう管など)で建物側のガス配管とつながっています。この接続・取り外しは、都市ガス・LPガスで必要な資格や扱いが異なります。

重要:ガス管の接続や取り外しは、ガス会社や施工業者に確認したうえで、有資格者に依頼するのが安全です。地域・ガス種・契約先により扱いが異なるため、ご自身のガス会社へ事前確認することをおすすめします。
🔍 読者が自分でできること/業者に任せること
「ビルトインは全部業者任せ」ではなく、見積もり・購入をスムーズに進めるために自分でできる準備が多くあります。逆に、安全のため業者に任せるべき範囲も明確です。
🔍 業者依頼を前提に、自分でできる準備(見積もり前のチェックリスト)
業者見積もりをスムーズに、かつ正確に出してもらうためには、事前に写真と寸法をそろえておくのが効きます。
- 既存コンロの全体写真(型番が見える位置で1枚)
- コンロ周囲(左右・奥・手前)の写真
- シンク下キャビネット内部の写真(ガス管・コンセント位置)
- レンジフードの全体写真と型番
- ガス種(都市ガス/LPガス)の確認
- 希望機種(または候補2〜3機種)の型番
🔍 賃貸物件は原則NG(管理会社・貸主への確認必須)
賃貸物件でのビルトインガスコンロ交換は、原状回復義務との兼ね合いで原則NGです。設備として備え付けられているコンロは、貸主の所有物のため、勝手な交換は契約違反になる可能性があります。
交換したい場合は、必ず管理会社・貸主に事前確認してください。「故障で動かない」場合も、自分で交換せず、管理会社に連絡するのが先です。
💡 プロ目線で言うと
ビルトインは見た目はDIY映えしますが、ガス管の接続は資格者作業です。15年以上の現場経験で言えば、ビルトインは基本的にDIY交換はできないと考えてもらった方が安全です。読者が自分でやるのは「機種選び・写真撮影・ガス種確認」まで。事前に写真と寸法をそろえて見積もりを取ると、業者側も判断が早く、結果的に費用も読みやすくなります。
用途別おすすめと最終チェック
5つのコツを踏まえて、用途別に後悔しないビルトインガスコンロを3パターンに整理しました。「自分はどのパターンに該当するか」で絞り込んでから、最終チェックリストで取付条件を確認すると、業者見積もりに進めます。
5つのコツは分かったけど、結局うちにはどれが合うのか…全部の機能は要らない気がするし、かといって下位機種で後悔したくないし。
そういう時は 「予算重視か」「料理頻度が高いか」「サイズ変更したいか」 の3軸で考えると、迷わなくなりますよ。
購入前の重要な注意:ビルトインガスコンロは 都市ガス用/LPガス用で型番が分かれます。誤購入を避けるため、購入手続きの前に必ずご自宅のガス種を確認してください。
🔍 パターンA|コスパ重視・標準機能で十分
「日常使いで後悔したくないけど、上位機能までは要らない」という方向け。ガラスコート天板+3口タイマー+温度調整の中位機種が現実解です。
- 掃除のしやすさを重視したい
- 上位機能よりコスパを重視したい
- 料理頻度は普通/標準的な機能で十分
- でも安すぎる下位機種は避けたい
我が家で実際に使っているのも、この「標準機能+掃除しやすさ重視」の考え方に近い リンナイ BEIZ(ベイズ) です。ガラストップの掃除のラクさと、必要十分な機能のバランスが取れた1台で、5年以上使っていて買い替えてからの満足度が高かった部分です。
🔍 パターンB|機能フル・75cm・料理頻度が高い
「料理が好きで、75cmでゆったり使いたい。掃除もラクで自動調理も活用したい」という方向け。フチなしガラストップ+オートグリル+グリル調理器具対応の上位機種が候補です。
- 料理頻度が高い/自動調理を活用したい
- 75cmを検討している
- 外せない機能:フチなしガラストップ、オートグリル、グリルパン対応、3口タイマー、温度調整
- 事前確認必須:「75cmを選ぶときに確認すべき3項目」(既存跡/左右スペース/レンジフード幅)
🔍 パターンC|コンパクト・最低限機能
「料理は最低限。掃除のしやすさと価格重視」という方向け。ホーローまたはガラスコート天板+シンプル機能の下位〜中位機種が候補です。
- 料理頻度は低め/予算優先
- 外せない機能:3口タイマー(最低限)、Siセンサー(標準装備)
- グリルなしを探す場合は1口・2口コンロなど別ジャンルになるため、家庭用3口コンロとは分けて検討
🏠 我が家で実際に使っているのはリンナイ BEIZ(ベイズ)
我が家で5年以上使っているのは、リンナイ BEIZ(ベイズ)です。標準機能をしっかり押さえつつ、ガラストップで掃除がラク、グリル調理器具にも対応していて、毎日のキッチン作業のストレスが大きく減りました。
購入前の重要な注意:BEIZには 都市ガス用とLPガス用 があります。ご自宅のガス種を必ず確認してから購入してください。型番・現行販売状況・後継機の有無は購入前にメーカー公式またはアフィリンク先で最終確認をお願いします(本記事公開時点で 要事実確認)。
🔍 5つのコツの最終チェックリスト
- ✅コツ① 天板素材・フチ・ゴトク
→毎日の拭き取りのしんどさで選ぶ。迷ったらガラスコート+フチなし - ✅コツ② グリル仕様・調理機能
→両面焼き+グリル調理器具対応モデルは掃除負荷が激減。3口タイマー+温度調整は実用性が高い - ✅コツ③ デザインと操作性
→操作ボタンは家族で実機を触って判断。高齢家族にはダイヤル式が安全 - ✅コツ④ 60cm/75cmサイズ選び
→左右スペース・レンジフード幅・既存跡の見え方を確認。写真を撮って業者に共有 - ✅コツ⑤ DIY可否・業者依頼
→ビルトインは基本的にDIY交換はできない。自分でやるのは機種選び・写真撮影・ガス種確認まで。取付は業者へ。賃貸は管理会社確認が先
🔍 詳しい機種比較・費用感は別記事で
本記事は「おすすめ機種を選ぶ前の判断軸」を整理する記事です。具体的な機種比較・費用感は、以下の記事で詳しく解説しています。
💡 プロ目線で言うと(最後の念押し)
ビルトインは 「機種を自分で選んで、取付はプロに任せる」 が最強です。5つのコツのうち、どれか一つでも妥協すると、毎日のキッチンで思い出すことになります。逆に5つを押さえれば、10年は後悔しません。本記事のチェックリストが、あなたの「失敗しないビルトイン選び」の一歩になればうれしいです。




