
今回のテーマは【ウルトラファインバブルの後付け】
そんな疑問をお持ちの方、実はとても多いんです。
仕事ではよその家の水まわりばかり触っていますが(住宅設備工事士になって15年以上です)、今回は自分の家の番です。トイレの給水と追い焚きの配管に、KVKのウルトラファインバブルジョイントを付けてみました。
ウルトラファインバブル(以下UFB)は、目に見えないほど細かい泡のことです。最近はシャワーヘッドや給湯器にも入っていて、汚れ落ちなどが期待されています。
といっても、元栓に付ける大がかりな機器や、給湯器ごと替える話ではありません。配管の途中に、部品を1つはさむだけの後付けです。効くかどうかを確かめた記事ではないので、そこは先に謝っておきます。書いたのは、付けた場所、付け方、水の量、それからメーカーに聞いた使用条件です。
この記事でわかること
- トイレと追い焚きに付けた位置と部材(写真つき)
- 付ける前にメーカーに問い合わせて聞いた、使える条件
- 追い焚きの「往き」と「戻り」の見分け方
をわかりやすく解説します。
本記事の信頼性
この記事は、住宅設備の現場に15年以上携わり、数百件以上の設置・交換を行ってきた筆者が執筆しています。
第二種電気工事士・ガス機器設置スペシャリスト・排水設備主任技術者の資格を持ち、電気・ガス・排水の専門知識を踏まえた正しい施工や注意点を解説。
実際に設置・使用している立場から、現場目線 × 利用者目線でリアルなレビューと選び方のポイントをお届けします。
結論|ウルトラファインバブルを後付けした場所と、先に言っておくこと
KVKのジョイントを付けたのは、トイレの給水と追い焚きの配管の2か所です。シャワーヘッドと洗濯機には、もともとUFBの器具を使っています。
| 場所 | 付いているもの | いつから |
|---|---|---|
| シャワーヘッド | UFBのシャワーヘッド | この記事より前から |
| 洗濯機 | SANEI 洗濯機アダプター PM101-20(KVKとは別の、洗濯機用の製品) | この記事より前から |
| トイレの給水 | KVK PZ423342 | 2026年9月18日 |
| 追い焚きの配管(往き側) | KVK PZ423342 | 同じ日 |
| キッチン・洗面 | なし | 付けていない |
KVKのジョイントは1個1万円以下(定価7,700円・税込)です。本当は全部に付けたかったのですが、予算の都合で2個だけです。

買ったのはこの2個です。両端がG1/2のねじになっています。
「トイレや追い焚きに付けても大丈夫?」への答えは、こうです。
- タンク式のトイレ:KVKのカタログに取付例がある。水の量が少し落ちても困りにくい
- タンクレストイレ:機種ごとの水圧・水量の条件を確かめ、付けた後に測る
- 追い焚き:カタログに取付例がない使い方。エラーや保証の心配があるので、先に給湯器のメーカーに確認
❗ 先に言っておくこと
先に結果を言っておくと、1週間お風呂に入ってみて、違いは全く分かりませんでした(笑)。シャワーヘッドがもともとUFBなので、たぶんこの先も分からないと思います。
家では泡の数も大きさも測れません。なのでこの記事は、効くかどうかではなく、どこにどう付けたかの記録として読んでもらえるとうれしいです。
効くと言える根拠がどこまであるかと、元栓や給湯器でUFBを入れる方法の比較は、別の記事にまとめています。
💡 筆者のひとこと
効くかどうかは、付けただけでは分かりません。でも、どこに付けられるか、何に気をつけるかは、付けてみればちゃんと分かります。この記事はそこだけ、正直に書いています。
付ける前に、メーカー(KVK)に使える条件を聞いた
メーカーが想定しているのは、シャワー・キッチン・洗面の水栓までです。付ける前にKVKへ問い合わせたところ、次のような回答でした。
| 聞いたこと | 回答の要旨 |
|---|---|
| どこに付ける想定か | 一般家庭の水栓が対象。シャワーヘッド・キッチン・洗面の水栓まで |
| 必要な水の量 | 毎分3〜4L以上あれば確実 |
| お湯の温度 | 給湯器につなぐのが基本。60℃で連続2時間以内が目安 |
| 付ける位置 | できるだけ器具の入口の近くにつなぐ前提 |
| 耐久性・保証 | 泡を作る部分は樹脂で、劣化はあり得る。水栓の消耗部品と同じ扱いで、個別の保証はない |
トイレについては、KVKのカタログに「トイレの止水栓への取付例」が写真つきで載っています。KVK製の止水栓に、このジョイントを付けた例です。

パッケージの裏です。「ご購入前に接続部のねじ径やサイズをご確認ください」と書かれています。
カタログの注意書き:「60℃以上のお湯を長時間ご使用にならないでください」。同じページには、全自動洗濯機にはセットしないように、という注意もあります。理由は「水漏れの為、家財に損害を与える恐れがあります」と書かれています。
💡 筆者のひとこと
工事屋の性分で、付ける前にまず気になるのは「効くかどうか」より「メーカーがどこまで想定しているか」なんです。想定の外で使うなら、せめてそれを分かったうえで使いたい。そのための問い合わせでした。
トイレの給水に付けた|タンクとウォシュレットに分かれる手前
付けたのは、止水栓(壁から出ている、水を止める栓)のすぐ先です。ここなら、タンクへ行く水とウォシュレットへ行く水の両方が、ジョイントを通ります。作業は5分。あっけないくらいです。
🔍 止水栓のすぐ先、分岐金具の手前に付けた

付ける前です。止水栓の先に分岐金具(水の通り道を2つに分ける部品)があり、タンク行きとウォシュレット行きの2本に分かれています。

付けた後です。止水栓と分岐金具の間に、ジョイントが入っています。

分岐金具より先に付けると、タンクかウォシュレットの片方しか通りません。両方を通したいなら、分岐金具の手前です。
ただし、両方に泡が出ているとまでは言えません。KVKの条件は毎分3〜4L以上です。ウォシュレットだけを使うときは、流れる水がそれより少ないはずです。トイレの水の量は測っていないので、タンクに入る水が条件を満たしているかも分かりません。
分岐金具のしくみは、ウォシュレット交換の記事に書いています。
🔍 やったことは、止水栓を閉めてナットを付け替えるだけ

止水栓をマイナスドライバーで閉めます。下にはタオルを敷いています。
- 止水栓を閉める(マイナスドライバー)
- 止水栓と分岐金具の間のナットを外す(少し水が出ます)
- ジョイントをはさんで締める(パッキンは付属していました)
- 止水栓を開け、つなぎ目を指で触って濡れていないか確かめる

モンキーレンチで外しているところです。
ジョイントの長さは58.6mmなので、その分だけ給水の部品が長くなります。我が家のトイレの給水管は、ある程度自由に曲がるタイプなので、問題なく収まりました。
付ける前に確かめたいこと
- 元栓の場所(止水栓が閉まらなかったときのため)
- 古い止水栓で、閉めたときに軸のまわりから漏れないか
- 給水管が、曲がらない金属管ではないか(長くなった分が収まらない)
- 賃貸なら、管理会社への確認(退去時には元に戻すつもりで)
自分でやれるのは、止水栓がしっかり閉まって、ナットが素直に回る場合です。次のような場合は無理をしないでください。止水栓ごと直す工事になるので、業者に頼む範囲です。
- 止水栓が固くて回らない
- 閉めても水が止まらない
- ナットが錆びて回らない
自分で付けて水漏れさせた場合、その責任は自分にあります。
🔍 水の量|タンク式なら困りにくい。タンクレスは必ず確かめる
付ける前の水の量は、測っていません。このあと比べるときは、付けた直後の状態が基準になります。手洗いの水の勢いは、見た目では変わりませんでした。
タンク式のトイレは、一度タンクに水をためてから流します。給水が少し弱くなっても、たまるまでの時間が少し延びる程度です。だから我が家では測らずに付けました。
ただし、タンク式でも例外があります。
- 続けて流すと、たまりきる前に次を流すことになる
- 見た目はタンク式でも、水道の圧力で流す機種がある
- ウォシュレットにも最低必要な水圧がある(TOTOは水を出しているときに0.05MPa)
タンクレストイレだと、話は別です。タンクにためずに、水道の圧力と水の量でそのまま流すからです。
必要な条件は機種ごとに決まっています。たとえばLIXILのサティスEタイプは、ブースターなしで0.07MPa以上、流れているときに毎分17L以上です。足りないと「十分な洗浄性能が得られない」と、メーカーの資料に書かれています。
タンクレスに付けるなら:自分の機種の設置説明書で条件を確かめ、付けた後に水の量を測ってください。条件を下回るなら、外すのが正解です。
タンクレストイレの水圧の話は、こちらで詳しく書いています。
🔍 付ける前のタンクの中(ここが比べる基準)
このトイレは、設置から約6年でタンクの中に黒いドロドロがたまりました。それが水の落ちる穴にたまって栓が閉まりきらなくなり、水がちょろちょろ流れ続けるようになりました。
分解して掃除したら直り、それから約1年、ちょろちょろは起きていません。下の写真は、ジョイントを付ける直前のタンクの中です。

掃除から約1年たった、付ける直前のタンクの中です。フロートのまわりに、もう黒い汚れが付いています。
便器のふちの輪じみや便の落ち方に変化があるかは、これから見ていきます。半年後と1年後に、同じ角度でタンクを開けた写真を追記する予定です。
💡 筆者のひとこと
トイレがちょろちょろ鳴り出すと、部品の交換を考えますよね。我が家の場合は、汚れで栓が閉まりきらなかっただけで、掃除で直りました。まずはタンクのふたを開けて、中をのぞいてみてください。
追い焚きに付けた|メーカーの想定にない場所に、自分の判断で付けた
ここからは、カタログに載っていない使い方です。要するに、私が自分の家で勝手にやっている実験です。トイレだけの方は、どこから付けるかへ進んでください。
先に、しくみを書いておきます。追い焚きは、浴槽の水を「戻り」の管で給湯器へ吸い込み、温めて「往き」の管で浴槽へ返しています。
❗ 真似する前に知っておいてほしいこと
| 心配なこと | 何が起きるか | どうするか |
|---|---|---|
| エラー | 水の流れが弱いと出るエラー(リンナイ・ノーリツでは632)。流れを弱くする部品を足せば、出るかもしれない | エラーが出たら外す |
| 詰まり | 浴槽のお湯は水道水ほどきれいではない。入浴剤・湯あか・髪の毛で泡を作る部分が詰まり、流れが弱くなるおそれ | ときどき流れとエラーを見る |
| 温度 | 往きの管には浴槽より熱いお湯が流れる。60℃を超えるお湯を流す機能を持つ機種もあり、KVKの注意書き「60℃以上を長時間使わない」に反してしまう | 自分の給湯器の機能を確かめる |
| 給湯器の保証 | 各社の保証規定に「改造」「工事説明書によらない施工」を対象外にする項目がある。後付けがこれに当てはまるかは、規定を読んだだけでは判断できない。たとえばリンナイの設置工事説明書では、おいだき配管に使う管の種類が決められていて、循環金具は指定品を使うよう書かれている | 給湯器のメーカーに確認 |
| 部材の傷み | 水道用の部材を追い焚きに使うと、入浴剤や熱いお湯で傷むおそれがある | 追い焚きに使える部材を選ぶ |
| 部品の劣化 | 泡を作る部分は樹脂。KVKの個別の保証はない | 消耗品と考える |
| 外すとき | 配管を切って付けるので、つなぎ直す継手が要る | 外す前に継手を用意する |
私は「流れのエラーが出たら外す」前提で付けています。我が家の給湯器には、配管を自動で洗う機能や、高温でたし湯する機能はありません。
もう1つ、はっきり書いておきます。付けても、追い焚きの配管の掃除が要らなくなるわけではありません。ファインバブル産業会の認証を見ても、追い焚き配管の内側がきれいになるとしたものは1件もありません。
🔍 給湯器の近くではなく、浴槽の近くに付けた理由
理由は2つです。1つは、給湯器から浴槽まで10m以上あることです。KVKの回答も「できるだけ器具の入口の近くにつなぐ前提」でした。
もう1つは、万一漏れても被害が小さい場所だからです。我が家はユニットバスなので、浴槽のエプロン(浴槽の前面のカバー)の中なら、漏れても浴室の床で受けられると判断しました。
ただしエプロンの中は、普段見えません。漏れていても気づきにくいので、ときどき外して見るつもりです。ユニットバスでない浴室では、同じ判断はできません。

浴槽の循環アダプター(お湯が出入りする丸い口)です。穴は1つですが、裏では管が2本つながっています。

エプロンを外した中です。黄色い管が2本、給湯器へ向かっています。
付けたのは往き側、つまり温めたお湯が浴槽に出る直前です。泡ができるのは、浴槽に出る直前のお湯です。給湯器までの長い配管を、できたての泡が通るわけではありません。
往きに付けた理由は、もう1つあります。ジョイントには、水の入る向きがあるからです。往きの管は、湯はりでも追い焚きでも、いつも給湯器から浴槽へ向かって流れます。戻りの管は、機種によっては湯はりのときだけ向きが逆になります。流れる向きが変わらないので、向きのある部品を付けるなら往きの管です。
🔍 往きと戻りの見分け方|水を張って追い焚きする
循環アダプターより上まで水を張って、追い焚きを動かします。先に熱くなってくる管が「往き」です。今回も、この方法で見分けました。


この2本を比べます。見た目は同じなので、温度で見分けるしかありません。
水を張る理由:循環アダプターが水に浸かっていないと、追い焚きが動きません。水位が足りないことは、632エラーの原因としてメーカーも挙げています。
やけどに注意:往きの管は熱くなります。手の甲で軽く触れる程度にしてください。
循環アダプターには、往きと戻りの指定がない製品もあります。アダプターの表示では見分けられない家もあるので、温度で見るのが確実です。
🔍 付け方|管を切って、継手ではさんだ
往きの管を切って、継手でジョイントをはさみました。我が家の管はポリブテン管で、管に10Aと書いてありました。

使った部材です。伸縮フレキ、KVKのジョイント、管用の継手2個、パッキンです。
つなぎ方は、次の順番です。
ポリブテン管 → 継手 → KVKのジョイント → 伸縮フレキ → 継手 → ポリブテン管
ジョイントには、水の入る向きがあります。カタログの取付例では、ナット側から水が入る向きです。我が家も、向きを合わせて付けています。
継手(管と管をつなぐ部品)は、ポリ管(架橋ポリエチレン管)とポリブテン管の両方に使える、手持ちのものです。給湯用の部材ですが、耐熱温度の数字までは確かめていません。
伸縮フレキ(伸び縮みする金属の管)は、水道用のものです。入れたのに深い意味はありません。手持ちの部材で組んだら、メスねじ同士をつなぐ部品が要ったので、それだけです。
この部分は実験的なもので、おすすめはしません。追い焚きの管には、入浴剤の成分や熱いお湯が通ります。水道用の部材で長く持つかは、確かめていません。真似する方は、追い焚きに使える耐熱・耐食の部材を選んでください。

往きの管を切ったところです。


付け終わった状態です。2本のうち、往きの1本にだけ入っています。
循環アダプターの接続がねじ式なら、アダプターのところで付けてもかまいません。管を切らずに済みます。
継手は、管に書かれた表示を見て選んでください:管の種類(架橋ポリエチレン管かポリブテン管か)と太さ(10Aか13Aか)で、合う継手が変わります。合わない継手は水漏れの元です。
トイレより一段難しい作業です。エプロンを外し、管を切り、継手を差し込みます。
賃貸では、配管を切らないでください。切った管は元の1本には戻りません。原状回復の対象になり、退去時に費用を請求されることがあります。
管を切るときの注意もあります。差し込むタイプの継手は、切り口と差し込みの深さで漏れるかどうかが決まります。
- 樹脂管用のカッターで、管に対して直角に切る(のこぎりで斜めに切ると、切り口がつぶれたり、ささくれが残ったりします)
- 差し込む深さの目印を確かめる(継手の説明書きどおり、奥まで差し込めているかを見ます)
- 差し込みが浅いと、あとで抜けることがある(エプロンの中で抜けると、気づかないうちに床下まで水が回ります)
次のような場合は業者の範囲です。
- エプロンが外せない
- 管まで手が入らない
- 継手の種類が分からない
- 給湯器が保証期間中で、メーカーに確認が取れない
追い焚き専用の後付け製品もあります。循環アダプターごと交換するもの(ウルブロZなど)です。一方で、ノーリツのUFB継手Fのように「設置済みの給湯器には後付けできない」と明記した純正部品もあります。
🔍 水の量|2Lで約20秒が、約21秒になった
切った管の口から出るお湯を、2Lの容器で受けて測りました。追い焚きを動かし、流れが落ち着いたところで測っています。
| 2Lたまるまで | 1分あたり(計算) | |
|---|---|---|
| 付ける前 | 約20秒 | 約6L |
| 付けた後 | 約21秒 | 約5.7L |

測るのに使った容器です。
ただし、ざっくりの数字です。追い焚きの流れは、止まったり強まったりします。1秒の差は、手で測った誤差の範囲かもしれません。
また、切った管の口で測ったので、管をつないで循環させているときの流れと同じとは限りません。KVKの「毎分3〜4L以上」と比べる目安にしかならず、泡が出ているかどうかは分かりません。
給湯器の側にも、流れの下限があります。たとえばリンナイのRUF-E2406AWシリーズの資料では、おいだきの最低作動流量は毎分3.5Lです。部品を足して流れが弱くなるほど、この下限に近づきます。自分の給湯器の数字も確かめてください。
💡 筆者のひとこと
浴槽の裏の2本の管は、見た目ではまず区別がつきません。水を張って、追い焚きを動かして、触って比べる。道具もお金も要らないので、自分で付ける方はまずこれをやってみてください。
入ってみた感想と、これから見ていくこと
付けてから1週間以上、追い焚きも湯はりも、エラーは一度も出ていません。入浴剤も普段どおり使っていますが、今のところ問題はありません。
入った感想は、冒頭に書いたとおり「違いは全く分からない」です。(個人の感想です)
追い焚きの配管や排水管の中がきれいになったかは、配管を外して中を見ない限り、目では判断できません。
🔍 湯はり直後のお湯と、入浴剤を入れたお湯
湯はりのお湯が全部ジョイントを通るとは限りません。リンナイのRUF-E2406AWシリーズの資料(製品の知識)にある作動原理図では、自動湯はりのとき、往きと戻りの両方の管にお湯が流れる描き方になっています。戻りの管は、追い焚きのときと逆向きです。こういう機種なら、湯はり直後の浴槽には、ジョイントを通っていないお湯も混ざります。どのくらいの割合かは分かりません。
浴槽のお湯を一度はジョイントに通したいなら、湯はりのあとに追い焚きを数分回します。追い焚きのたびに、浴槽のお湯は往きの管を通って戻ってくるからです。入浴剤を入れるなら、その前に回しておきます。
我が家は入浴剤も使っています。アース製薬の「温泡(おんぽう)」の、にごり湯のシリーズです。入浴剤を溶かしたお湯を追い焚きすれば、そのお湯もジョイントを通ります。つまり、人工の温泉までUFBにしている状態です。今のところ、エラーは出ておらず、特に問題もありません。
メーカーのよくある質問には、温泡は硫黄を含まないので風呂釜を傷めない、とあります。ただし、溶かしたお湯を追い焚きすると、配管の汚れが出てくることがあるそうです。
とろみ系・にごり系の入浴剤は、泡を作る部分を詰まらせるおそれがあります。我が家で使っているのが、まさにそのにごり系です。今は問題が出ていなくても、この先も大丈夫とは言えません。入浴剤のお湯を通すのは、あくまで私の実験です。おすすめはしません。真似する方は自己責任で、給湯器の取扱説明書で使えない入浴剤も確かめてください。
トイレのほうは、これから経過を見ます。記録の予定はこうです。
| 時期 | 見ること |
|---|---|
| 1か月後 | エラーの有無、便器のふちの様子 |
| 半年後(2027年3月) | タンクを同じ角度で開けて撮る、追い焚きの継手まわり |
| 1年後(2027年9月) | 同じ |
💡 筆者のひとこと
「違いが分からない」も、立派な記録だと思っています。分からないのに「効きました!」と書くよりは、ずっといいはずです。半年後の結果も、良くても悪くてもそのまま書きます。
2個だけ後付けするなら、どこから付けるか
メーカーの想定どおりに試したいなら、キッチンか洗面の水栓からです。場所ごとの注意をまとめるとこうなります。
| 場所 | KVKの想定 | 注意 |
|---|---|---|
| キッチン水栓 | 対象 | お湯側は60℃・連続2時間以内が目安 |
| 洗面水栓 | 対象 | 水の量が少ないと毎分3〜4Lを下回ることがある |
| シャワー | 対象 | ヘッドごと替える方法もある |
| トイレ(タンク式) | カタログに取付例 | 水の量が少し落ちても困りにくい |
| トイレ(タンクレス) | カタログに取付例 | 機種の条件を見て、付けた後に水の量を測る |
| 追い焚き | 取付例なし | エラー・保証・温度・詰まり。先に給湯器のメーカーに確認 |
| 全自動洗濯機 | セットしない | カタログに注意書きあり |
シャワーヘッドで済ませる場合は、ホースと根元の金具が合うかを先に見てください。
🔍 私がトイレと追い焚きにした理由
メーカーの想定から外れるのは承知の上で、この2か所にしました。理由は単純で、トイレの掃除の回数を減らしたい、タンクにたまるドロドロをなくしたい。この2つです。
あくまで「そうなってくれたらいいな」と思って付けただけです。実際どうなるかは、半年後にタンクを開けてのお楽しみです。
💡 筆者のひとこと
2個しか買えないなら、私はまず、自分が一番困っている場所に付けます。我が家の場合は、トイレのタンクのドロドロでした。ただ、メーカーの想定から外れる場所なら、その分の手間と心配も一緒に背負うことになります。そこだけは覚悟の上で。
🏠 我が家で実際に使っているのはコレ!
「結局、付けたのはどの部品なの?」
この記事で、トイレと追い焚きの2か所に付けたジョイントです。今も我が家で、黙々と働いてくれています(効いているかは別として)。
買う前に知っておいてください。
- 効果は、まだ分かっていません
- メーカーの想定は、シャワー・キッチン・洗面の水栓まで
- 付ける場所のねじ径がG1/2か
- 長さ58.6mmぶん長くなっても収まるか
- 追い焚きに使うなら、先に給湯器のメーカーに確認
🔍 KVK ウルトラファインバブルジョイント PZ423342
- 1個1万円以下(定価7,700円・税込)
- 両端G1/2のねじで、配管の途中にはさめる
- トイレなら、外せば元どおりにできる(付けるのは5分だった)
まとめ|付けるのは簡単。効くかどうかは、まだ分からない
- ✅トイレは、止水栓のすぐ先
→分岐金具の手前なら、タンク行きとウォシュレット行きの両方の水が通る。タンクレスなら水の量を必ず確かめる - ✅追い焚きは、カタログに取付例がない
→往きと戻りは「水を張って追い焚き、熱くなる方が往き」。エラーが出たら外す前提で - ✅効くかどうかは、まだ分からない
→入ってみても違いは分からなかった。半年後と1年後に、タンクを開けて追記する
これから試す方は、次の順番をおすすめします。
- まずは、メーカーの想定どおりキッチンか洗面の水栓から
- トイレならタンク式で、止水栓のすぐ先に
- 追い焚きは、先に給湯器のメーカーに確認してから
ウルトラファインバブルの後付けは、トイレなら5分でした。ただ、それで何が変わるかは、時間をかけて見るしかありません。15年以上この仕事をしていても、付けただけで分かることはないんですよね。結果が出たら、ここに書き足します。気長にお待ちを。
🔍 あわせて読みたい関連記事
UFBを家に入れる3つの方法と、効くと言える根拠がどこまであるかを並べた記事です。
タンクレストイレにする前に知っておきたい、水圧などの話です。
ウォシュレットの交換と、分岐金具まわりの話です。



