
今回のテーマはLIXILナビッシュで後悔しない選び方
そんな疑問をお持ちの方、実はとても多いんです。
住宅設備工事士として15年以上、現場で数多くのキッチン水栓の取り付け・交換を見てきた経験から言うと、ナビッシュで「買って後悔した」と感じる人は、機種選びの前段にある「取付条件・電源・浄水器コスト・実際の使い方とのミスマッチ」でつまずいています。グレード比較の前に、押さえるべき軸があるんです。
さらに筆者自身、ナビッシュA10相当のJF-NA411S(JW)を自宅で6年以上、トラブルなく使い続けている「使用者」でもあります。
ただし、ここで先に言っておきます。「誰にでもH6が正解」とは言いません。便利な機能でも、浄水を使わない家庭やシンク下に空きコンセントがない家庭では、最適とは限らないからです。
この記事でわかること:
- ナビッシュで後悔しやすい8つのポイント(買う前の確認漏れ+使い始めてからのギャップ)
- H6・A6・B6を中心とした全グレード比較と、自分に合うナビッシュの選び方
- グレード別のDIY可否判定と、業者依頼が必要なケース
先に結論だけ。ナビッシュは「シンク下にコンセントがあるか」「浄水を使うか」でほぼ決まります。
| コンセント | 浄水 | 自動センサー | 選ぶグレード |
|---|---|---|---|
| あり | 使う | 欲しい | H6 |
| あり | 不要 | 欲しい | H7・H5 |
| あり | 使う | 不要 | A6・B6 |
| なし | 使う | 非搭載 | 乾電池式B6 |
| なし | 不要 | 非搭載 | 乾電池式B5 |
まずシンク下を開けて、コンセントに空き口があるか確認してください。ここで結論が変わります。
言葉も1つだけ先に。「自動センサー」は吐水口の下に手や食器を差し入れると勝手に出る機能でH系だけ、「タッチレス」は手をかざして出す機能で全グレードに付いています。A系・B系を「ハンズフリー」と書いている記事がありますが、正しくはタッチレスです。
本記事の信頼性
この記事は、住宅設備の現場に15年以上携わり、数百件以上の設置・交換を行ってきた筆者が執筆しています。
第二種電気工事士・ガス機器設置スペシャリスト・排水設備主任技術者の資格を持ち、電気・ガス・排水の専門知識を踏まえた正しい施工や注意点を解説。
実際に設置・使用している立場から、現場目線 × 利用者目線でリアルなレビューと選び方のポイントをお届けします。
ナビッシュで後悔しやすいポイント
結論からお伝えすると、ナビッシュの後悔には2種類あります。① 購入前・施工前の確認不足による後悔と、② 実際に使ってみてから「思っていたのと違う」と感じる後悔です。両方とも、機種選び以前の話で起きやすいので、先に整理しておきます。
型番の読み方も先に。H系=自動センサーまで付いた上位/A系=タッチレスまで/B系=シンプル(乾電池式はコンセント不要)。末尾の数字は6=浄水付き、7=浄水なし+エコセンサー、5=どちらもなしです。
浄水器カートリッジ代で後悔

浄水器付きグレード(H6・A6・B6・乾電池式B6)を選ぶとき、見落としやすいのが浄水カートリッジの交換コストです。年1回程度の交換が目安で、価格は販売店や時期で異なりますが、毎年ランニングコストとして発生します。
主なカートリッジは2種類で、除去対象物質数が異なります。
- JF-45N:除去対象 17+3
- JF-43N:除去対象 12+1
筆者宅でもJF-45Nを使っています(上の写真は2022年当時のもので、当時の表記は13+2でした)。正直なところ「味の違いがはっきり分かる」とまでは言えません。それでも、安心感の面で上位カートリッジを選んでいる、というのが本音です。
H6・A6・B6の違いを知らずに後悔
ナビッシュは現行ラインナップだけでもH6/H7/H5/A6/A7/A5/B6/B5、さらに乾電池式B6/B5など多数存在します。「タッチレス+浄水で十分」と思って下位グレードを選んだあとで、自動センサーやエコセンサーなど上位機能の存在を知り、「もう少しお金を出せばよかった」と後悔するケースを現場でよく見ます。
逆に、自動センサー付きのH系を選んだあとで「先端タッチレスのA系で十分だった」と感じる人もいます。違いは、このあとの比較表にまとめました。
コンセントがなくて後悔
H系・A系・B系はAC100Vが必要です。シンク下にコンセントがないキッチンでこれらを選ぶと、コンセント新設工事の費用が別途発生します。新設・移設・分岐配線は電気工事士の範囲なので、DIYでは対応できません。
確認のコツ:シンク下にコンセントが無いように見えても、ビルトイン食洗機・ガスオーブン・ディスポーザー用にAC100Vが配線されているケースがあります。買う前に必ずシンク下を開けて、「コンセントがあるか」だけでなく「空き口があるか」まで確認してください。
乾電池式を選んで機能差に後悔
「コンセントがないから乾電池式」と決めたあと、乾電池式B系は自動センサー(ハンズフリー)を搭載しておらず、操作はタッチレスのみであることに気づくケースです。100Vモデルと同等のハンズフリー操作を期待していると、ギャップで後悔しやすい部分です。電池管理が定期的に必要になることも、事前に把握しておいてください。
DIYできると思って後悔
ネットでDIY実例を見て「自分でもいけそう」と判断したものの、止水栓(シンク下にある、水を止めるための栓)の固着・既存の取付穴径(シンクに開いている水栓用の穴の大きさ)違い・シンク下スペースの狭さに当日気づき、結局業者に依頼する流れもよくあります。水栓本体を取り付ける作業より、「止水と漏水確認まで責任を持てるか」のほうがDIYの本当の壁です。
カタログだけ見て選んで後悔
カタログには「機能の有無」は載っていますが、自宅のキッチン条件(コンセント・既存穴径・シンク下スペース)は載っていません。カタログの機能だけで選ぶと、設置条件・カートリッジ代・賃貸可否で後悔しやすいので、ここを必ずあわせて確認したいところです。
賃貸で交換して後悔
賃貸物件で勝手にキッチン水栓を交換すると、原状回復義務との兼ね合いでトラブルになることがあります。賃貸は原則NGで、どうしても交換したい場合は管理会社・貸主への事前確認が必須です。
実際に使ってみてから「思っていたのと違う」と後悔
これが意外と多い後悔です。カタログだけで判断すると、自分の生活との相性が見えにくい。代表的なギャップを挙げます。
- ハンズフリー(自動センサー)まで本当に必要だったか分からなくなった
- 結局はタッチレスだけで十分だった
- 浄水機能を思ったほど使わなかった(ウォーターサーバーや別の浄水器がある等)
- センサー反応が自分の生活動線と合わなかった
- 浄水器ビルトイン形(カートリッジがシンク下に収まるタイプ)のため、シンク下収納が思ったより減った
- カートリッジ交換の手間・コストが想像より負担だった
調理や予洗いで水栓に触れたくない人にはかなり便利ですが、手をかざすタッチレスで十分な人もいます。「全部入りを選ぶ」ことが必ずしも正解ではありません。
キッチン水栓選び全体の基礎は別記事にまとめています。あわせて確認すると判断がしやすくなります。
💡 筆者のひとこと
後悔は「取付条件の確認漏れ」だけで起きるわけではありません。使ってみてからの「思ったほど使わなかった」も同じくらい多いです。買う前に、自分の毎日の使い方を想像してみてください。
メーカーを問わない、タッチレス水栓そのものの後悔ポイント
ここまではナビッシュならではの注意点でした。ここからはメーカーや機種を問わず、タッチレス水栓なら必ず出てくる話をまとめます。タッチレス水栓はLIXILだけでなく、TOTO・KVKなどからも出ています。どれを選んでも次の6つはついて回るので、メーカーを決める前に目を通しておいてください。最後に「やめておいた方がいい人」もまとめます。
停電したら水は出るのか
一番よく聞かれるのがこれです。AC100Vのタッチレス水栓は、停電するとセンサーでは水を出せなくなります。とはいえ、まったく水が使えなくなるわけではありません。多くの機種には応急用の手動弁が付いていて、それを開ければレバーハンドルだけで出し止めができます。
ナビッシュ(キッチン用)の場合、LIXILは「停電やセンサー故障時の応急処置として、キャビネット内にあるメインバルブの手動弁を開けることで、レバーハンドル操作で水の出し止めができるようになります」と案内しています。この状態では浄水は使えません。手動弁は工具を使わず、手でゆっくり回します。高温のお湯を使った直後はバルブが熱くなっていることがあるので、いきなり握らないでください。停電が終わったら元に戻します。戻し忘れると、電気が復旧してもセンサーで出し止めができません。KVKのセンサー水栓にも、似たような手動弁が付いています。
気をつけたいのは、手動弁の場所も回し方も機種ごとに違うことです。停電してから説明書を探すはめになるので、買う前に取扱説明書の「停電時」を一度読んでおいてください。なお乾電池式は電池で動くので、停電中もふだんどおり使えます。
センサーが勝手に反応する・反応しない
タッチレス水栓のセンサーは、多くが赤外線を使っていて、手やモノに当たって跳ね返ってきた光を拾って水を出すかどうか決めています。余計な反射があれば勝手に水が出ます。逆にセンサー面が汚れて光が戻らなければ、手をかざしても反応しません。メーカーも、センサー面の汚れや傷、検知範囲に置いた物が原因だと説明しています。
- 勝手に出る・止まらない:センサー面の汚れや傷、吐水口の下に置きっぱなしの鍋や食器
- 反応しない:センサー面の水滴・汚れ、電池切れ(乾電池式)、電源プラグの抜け・ブレーカー落ち(AC100V)
- 拭いても障害物をどけても直らない:部品そのものの故障を疑う
買う前に見ておきたいのはセンサーの位置です。吐水口の先端にあるタイプ、水栓の側面にあるタイプなど機種で違い、取り付けたあとで位置は動かせません。ふだんシンクのどこに立って、どこに手を出すのかを思い浮かべながらカタログを見てください。
「触らずに使える」のは水の出し止めだけ
ここは買ってから気づく人が多いところです。タッチレスで自動になるのは、基本的に水の出し止めだけ。お湯の温度を変える、水の量を絞る、シャワーと整流を切り替える。このあたりは機種によりますが、手でレバーやボタンを動かすものがほとんどです。「もう水栓に触らなくていい」と思って買うと、ここでがっかりします。買う前に、温度と水量をどう操作する機種なのかまで確認してください。
電源をどう確保するか(AC100Vと乾電池式)
タッチレス水栓は、どのメーカーの製品でも電気で動きます。AC100Vの機種はシンク下にコンセントが要ります。無ければ新設することになりますが、コンセントの新設・移設・分岐配線は電気工事士の資格が必要な作業です。無資格ではできませんし、水栓の本体価格とは別に工事費がかかります。
コンセントが用意できないなら乾電池式です。そのかわり定期的に電池を替える手間がかかりますし、上位の自動センサー(かざさなくても出るタイプ)は乾電池式に用意されていないことが多いので、機能表を見比べてください。ナビッシュでの具体的な違いは「コンセントがなくて後悔」と「乾電池式を選んで機能差に後悔」に書いています。
掃除の手間と、センサー面の水垢
触らずに使えるぶん、水栓に手あかは付きにくくなります。ですが水はねでできる水垢は、タッチレスでも普通の水栓でも同じように出ます。「掃除がラクになる水栓」と思って買うと、あとで「思ったほど変わらないな」とがっかりします。
やっかいなのはセンサー面です。メーカーの案内は次のとおりです。
- センサーに直接、水や洗剤をかけない(誤作動・故障の原因になる)
- ナイロンたわし・ステンレスたわし・メラミンフォーム・ブラシは使わない(傷が付くと正常に動かなくなるおそれがある)
- 乾いた柔らかい布で拭き取る。落ちないときは水拭きしてから、乾拭きする
掃除の回数が増えるわけではありません。いつものやり方の一部が使えなくなる、それだけです。水栓まわりをメラミンスポンジで力任せにこすっている人は、その癖だけは変えてください。
故障したときの部品と修理の考え方
センサー・電磁弁・基板といった電気部品が入っている以上、レバーハンドルだけの水栓より壊れる箇所は増えます。パッキン交換のような自分でできる修理では済まず、部品ごと交換になりがちです。
そこで見ておきたいのが部品の供給期間です。LIXILの水栓は、保証が取付けの日から2年。修理用の部品は、製造をやめてから最低10年は持っておくと公表されています。裏を返すと、製造が終わってから年数が経ったモデルほど、部品が出る残り期間は短くなります。とくに注意したいのは中古品です。保証は「取付けの日から2年」なので個人売買で手に入れたものは対象外になりがちですし、それまでどう使われていたかも分かりません。安く買えても、直すときに困りやすいのは中古のほうです。
とはいえ、壊れやすいものだと決めつける必要もありません。うちのナビッシュ(A10相当)は6年以上使っていますが、センサーまわりは一度も壊れていません。
タッチレス水栓をやめておいた方がいい人
ここまでを踏まえると、次に当てはまる人は、タッチレスをやめておいた方が無難です。
- シンク下にコンセントがなく、電気工事の費用までは出したくない(乾電池式なら検討できます)
- 停電のときに手動弁を開ける作業を、家族の誰もやりたがらない
- 水栓まわりをメラミンスポンジやたわしで一気にこする掃除をやめたくない
- 温度も水量も含めて「全部触らずに使える」と思っていた
- 賃貸で、原状回復のことを考えると水栓を替えづらい
- いまのレバー式で不満がなく、価格を最優先したい
逆に「手が汚れたまま水を出したい」「子どもの出しっぱなしを減らしたい」など目的がはっきりしている人は、値段の差以上に便利さを感じられるはずです。タッチレス水栓に共通する話は以上です。次は、ナビッシュの話に戻ります。
ナビッシュ全グレードを比較【H6・A6・B6の違い】
ナビッシュ最大の魅力は多彩なグレード展開で、自分の暮らしに合わせて機能を取捨選択できることです。比較表に入る前に、混同しやすい「ハンズフリー」と「タッチレス」、そして3種類のセンサーを整理しておきます。
H系・A系・B系・乾電池式の位置づけ
- H系(ハンズフリータイプ):自動センサー+タッチレスの両方あり
- A系(スタンダードタイプ):自動センサーなし、タッチレスあり
- B系(シンプルタイプ):自動センサーなし、タッチレスあり
- 乾電池式B系:自動センサー非搭載・タッチレスのみ。電源は乾電池
「自動センサー」と「タッチレス」は別物
- 自動センサー:吐水口の下に手や食器を差し入れると自動で吐水・止水する。H系だけに搭載
- タッチレスセンサー:吐水口の前面に手をかざして吐水・止水する。H/A/B/乾電池式Bのすべてに搭載
- エコセンサー:レバーの位置に関わらずお湯は出さずに水のみを吐水する機能。H7/A7に搭載
ハンズフリー=自動センサー、と理解するとシンプルです。A系・B系を「ハンズフリー」と紹介する記事を見かけますが、正しくは「タッチレス」です。ここを混同すると機種選びで後悔します。
浄水センサー・湯水センサー・吐水口センサーの使い分け(実使用感)
H系・A系には、操作系として以下のセンサーが付いています(A系はハンドル操作も併用)。
- 浄水センサー:浄水の吐水・止水を切り替える
- 湯水センサー:水道水の吐水・止水を切り替える
- 吐水口センサー(自動センサー=ハンズフリー):吐水口下に手や食器をかざすと自動で吐水・止水(H系のみ)


筆者宅で6年以上使っての本音として、浄水センサーと湯水センサーは位置が近く、慣れるまでは意図しないほうを出してしまうことがあります。ただし、しばらく使えば指の感覚で覚えます。
吐水口センサー(ハンズフリー)は、食洗機の予洗いで両手がふさがっている時に便利です。逆に「水を出しっぱなしにしたい」時は、湯水センサーで明示的にON/OFFする使い方になります。
地味な便利機能の本音(ルミナスサイン・お掃除楽々台座など)
ナビッシュには「ルミナスサイン(吐水口の光表示)」「検知音」「ホース引出し」「スポット微細シャワー」「お掃除楽々台座」など、地味に便利な機能があります。筆者宅で6年以上使っての率直な感想は次の通りです。
- ルミナスサイン・検知音:機種選びの「決め手」にはなっていない。あると分かりやすいくらいの位置づけ
- お掃除楽々台座:掃除性というより「見た目がスッキリしていて好き」という理由で気に入っている
- ホース引出し・スポット微細シャワー:シンク掃除や鍋の水入れで便利。ただし「これがあるから選ぶ」ほどではない


つまり、これらは「決め手」ではなく「付いていたら嬉しい機能」くらいに捉えるのが現実的です。グレードを上げる主な理由としては弱いです。
ナビッシュ主要モデル比較表(10機種)
まず「浄水を使うか」「自動センサーが要るか」で絞ってから、下の一覧表で細かい違いを見てください(横スクロールできます)。
| 自動センサーあり(H系) | 自動センサーなし(A系・B系) | |
|---|---|---|
| 浄水あり | H6 | A6・B6・乾電池式B6 |
| 浄水なし | H7・H5 | A7・A5・B5・乾電池式B5 |
| グレード | タイプ | 電源 | 浄水 | カートリッジ | 自動センサー | 先端タッチレス | エコセンサー | 主な便利機能 | DIY可否 | プロおすすめ度 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| H6 | ハンズフリー | AC100V | あり | 必要 | ○ | ○ | なし | ルミナスサイン、検知音、お掃除楽々台座 | 条件付き | ◎ |
| H7 | ハンズフリー | AC100V | なし | 不要 | ○ | ○ | あり | ルミナスサイン、検知音、お掃除楽々台座 | 条件付き | ○ |
| H5 | ハンズフリー | AC100V | なし | 不要 | ○ | ○ | なし | ルミナスサイン、検知音、お掃除楽々台座 | 条件付き | ○ |
| A6 | スタンダード | AC100V | あり | 必要 | × | ○ | なし | ルミナスサイン、検知音、お掃除楽々台座 | 条件付き | ◎ |
| A7 | スタンダード | AC100V | なし | 不要 | × | ○ | あり | ルミナスサイン、検知音、お掃除楽々台座 | 条件付き | ○ |
| A5 | スタンダード | AC100V | なし | 不要 | × | ○ | なし | ルミナスサイン、検知音、お掃除楽々台座 | 条件付き | ○ |
| B6 | シンプル | AC100V | あり | 必要 | × | ○ | なし | スポット微細シャワー、エコハンドル | 条件付き | ○ |
| B5 | シンプル | AC100V | なし | 不要 | × | ○ | なし | スポット微細シャワー、エコハンドル | 条件付き | △ |
| 乾電池式B6 | 乾電池式シンプル | 乾電池 | あり | 必要 | × | ○ | なし | スポット微細シャワー、エコハンドル | 条件付き | ○ |
| 乾電池式B5 | 乾電池式シンプル | 乾電池 | なし | 不要 | × | ○ | なし | スポット微細シャワー、エコハンドル | 条件付き | △〜○ |
表の読み方:浄水器ビルトイン形(カートリッジ必要)はH6・A6・B6・乾電池式B6の4機種のみ。H7/H5/A7/A5/B5/乾電池式B5には浄水機能は付きません。表中の「エコハンドル」は、レバーが正面のあいだは水しか出ないハンドルのことです(お湯を使うときは左に回します)。
💡 プロ目線で言うと
全部入りを選ぶことが正解ではなく、自分の暮らしに合う機能だけを選ぶことが大事です。「浄水を使うか」「自動センサーが必要か」の2軸が決まれば、機種は自然に絞れます。
H系(H6/H7/H5)の違いと向いている人
H系はハンズフリータイプ。自動センサーとタッチレスの両方を搭載するナビッシュ最上位ラインです。電源はAC100V必須。
食洗機の予洗いや、生肉・粉ものを扱ったあとで水栓に触れたくない時など、「手がふさがっている/汚れている場面」で吐水口センサーが効きます。筆者宅でも、ハンズフリーの恩恵を一番感じるのはこの場面です。
H6が向いている人:シンク下にAC100Vがあり、毎日浄水を使い、自動センサーまで欲しい人
H7/H5が向いている人:自動センサーは欲しいが、浄水機能は他で済んでいる人(ウォーターサーバーや据置型浄水器を使っている等)
A系(A6/A7/A5)の違いと向いている人
A系はスタンダードタイプ。自動センサーは搭載せず、タッチレスでの操作になります。電源はAC100V必須。「ハンドル操作+タッチレス」がメインのため、ハンズフリーと混同しないよう注意です。
筆者宅で6年以上使っているJF-NA411S(JW)は、旧A10相当のモデル。現在は販売終了で、LIXIL公式上の代替品は現行H6(JF-NAH461SY(JW))です。「A10相当を使っていたから次もA系」と決めつけず、H6を含めて検討してOK、という位置づけです。
A6が向いている人:シンク下にAC100Vがあり、浄水機能は欲しいが、ハンズフリー(自動センサー)までは不要な人
A7/A5が向いている人:タッチレスがあれば十分で、浄水も自動センサーも要らない人
注意:A系を「ハンズフリー」と紹介する記事を見かけますが、A系に自動センサーは搭載されていません。タッチレスのみです。
B系・乾電池式の違いと向いている人
B系はシンプルタイプ。タッチレスのみで、機能を絞ったぶん価格も抑えやすいラインです。乾電池式B系はB系をベースに、電源を乾電池にしたもの。シンク下にAC100Vが取れない家庭の救世主です。
乾電池式B系は自動センサー非搭載・タッチレスのみ。100Vモデルと同等のハンズフリー操作はできません。また、電池切れに備えた定期的な電池管理が必要になります。
B6が向いている人:AC100Vがあり、浄水は欲しいが、機能と価格をシンプルに抑えたい人
乾電池式B6が向いている人:シンク下にAC100Vが取れず、浄水は使いたい人
乾電池式B5が向いている人:シンク下にAC100Vが取れず、浄水も不要。とにかくタッチレスをまず試したい人
ナビッシュはDIYで取り付けできる?【グレード別判定】
結論からいうと、ナビッシュは条件が揃えばDIYで取り付け可能です。ただし、DIYと電気工事士の範囲を混同しやすいので、ここで整理します。
電気工事士の範囲とDIYの範囲
- 既設のコンセントに差し込むだけ:電気工事士の範囲外(DIYで対応可)
- コンセント新設・移設・分岐配線・露出増設:電気工事士の範囲(DIY不可、有資格者の作業が必要)
「シンク下に既設コンセントがあって、空き口がある」場合は、ナビッシュ側の電源プラグを差すだけなので、電気工事には該当しません。一方、コンセント自体を新設・移設する場合は、必ず電気工事士の資格を持った人に依頼する必要があります。
筆者宅の実例(ビルトイン食洗機用コンセントを活用)
筆者宅では、シンク下にビルトイン食洗機用のAC100Vコンセントに空きがあったため、追加の電気工事なしでナビッシュA10を設置できました。このパターンに該当する家庭は意外と多いです。
注意:「コンセントがある」だけでなく、「空き口があるか」まで確認してください。すでに食洗機・ディスポーザー・ガスオーブンで使い切っているケースもあります。
DIYに進む前の必須チェック
- 止水栓:きちんと止水できるか(固着していないか)
- 取付穴径:既存の水栓の穴径と新しい水栓の対応穴径が合うか
- シンク下スペース:浄水器ビルトイン形は本体下が大きい。十分な作業・収納スペースがあるか
- 電源:H/A/B系は既設コンセントの空き口があるか
- 賃貸可否:賃貸物件の場合、必ず管理会社・貸主に事前確認
業者依頼が必要なケース
- シンク下にコンセントがなく、新設・分岐が必要
- 止水栓が固着して回らない/止水できない
- 既存の取付穴径と合わず、穴の拡張・加工が必要
- 賃貸物件で勝手にDIYできない
- 水漏れの確認まで自分で責任を持ちきれない
DIYに不安がある方・取付条件に当てはまらない方は、無理せず業者依頼を検討してください。お住まいのエリアで「キッチン水栓 交換」を依頼できる業者を探し、複数の見積もりを取って比較するのが現実的です。
用途別おすすめ|後悔しないナビッシュの選び方
機種を決めるときは、機能のスペック表よりも「毎日どう使うか」から逆算するのがいちばん失敗しません。代表的な分岐をまとめます。
| コンセント | 浄水 | 自動センサー | 選ぶグレード |
|---|---|---|---|
| あり | 使う | 欲しい | H6(JF-NAH461SY(JW)) |
| あり | 不要 | 欲しい | H7/H5 |
| あり | 使う | 不要 | A6 または B6 |
| なし | 使う | 非搭載 | 乾電池式B6 |
| なし | 不要 | 非搭載 | 乾電池式B5 |
浄水が必要かどうかは、「ウォーターサーバーや別の浄水器を使っているか」で判断するとシンプルです。すでに別ルートで浄水を確保しているなら、水栓側の浄水機能は不要なケースが多いです。
まとめ|後悔したくないなら取付条件と「実際の使い方」まで確認しよう
ナビッシュの後悔は、① 取付条件の確認漏れ + ② 実際の使い方とのミスマッチの両方から起きます。買う前に次の5点を確認しておけば、後悔リスクはかなり減らせます。
- ✅シンク下のコンセント有無と空き口
→AC100Vが取れないなら乾電池式B6/B5 - ✅止水栓・取付穴径・シンク下スペース
→DIYに進めるか業者依頼かの判定材料 - ✅浄水を日常的に使うかどうか
→使うならH6/A6/B6/乾電池式B6、使わないなら浄水なしモデル - ✅自動センサー(ハンズフリー)が本当に必要か
→必要ならH系、先端タッチレスで十分ならA/B系 - ✅賃貸物件の場合は事前確認
→管理会社・貸主に必ず相談
販売終了モデル(A10相当)と現行H6の違い
※ここは型落ち品・中古を検討している方向けの補足です。新品の現行モデルを買うと決めている方は、ここは読み飛ばして大丈夫です。
補足:使用者としての実績
- 筆者使用機種:旧A10相当のJF-NA411S(JW)(販売終了)
- 使用年数:自宅キッチンで6年以上、不具合なく快適に稼働中
- LIXIL公式上の代替品:現行H6のJF-NAH461SY(JW)
ネット通販を眺めていると、A10相当の販売終了モデルが安く出ていることがあります。「現行H6と、A10相当の安いほう、どっちを選ぶべき?」という疑問を持ったので、ここで整理します。
- JF-NA411S(JW):旧A10相当モデル(販売終了)。筆者宅で6年以上使用
- JF-NAH461SY(JW):LIXIL公式上の代替品とされる現行H6
販売終了モデルが安く出ている場合、価格だけで判断するのは危険です。以下を必ずチェックしてください。
- 正規販売店からの出品か(並行輸入・転売品ではないか)
- メーカー保証または販売店保証が付くか
- 新品未使用か、展示品・中古ではないか
- 付属品が揃っているか(取付金具・取扱説明書・浄水カートリッジ等)
- 部品供給とカートリッジの入手性(販売終了モデルは将来的に細る可能性あり)
価格差が大きくないなら、長く使う前提では現行H6(JF-NAH461SY(JW))のほうが無難です。販売終了モデルを選ぶ場合は、上記の保証・付属品・カートリッジ入手性をすべてクリアしてから判断してください。
🏠 我が家で実際に使っているのはコレ!
「結局、工事士のあなた自身は何を使ってるの?」
我が家では、ナビッシュ旧A10相当のJF-NA411S(JW)を6年以上、不具合なく使い続けています。現在は販売終了のため、これから買う方にはLIXIL公式上の代替品である現行H6(JF-NAH461SY(JW))をおすすめします。
このH6(JF-NAH461SY(JW))を末尾のおすすめとして紹介する理由は3つです。
- 筆者がA10相当を6年以上トラブルなく使っており、LIXIL公式上の代替品として案内されている現行モデルだから
- 自動センサー(ハンズフリー)+浄水の両方に対応しており、「取付条件さえ揃えば」機能の取りこぼしが少ない
- シンク下に空きコンセントがある家庭では、機能の完成度がもっとも高いグレードだから
ただし:シンク下に空きコンセントが取れない家庭、浄水をほとんど使わない家庭では、H6は最適ではありません。乾電池式B6/B5、または浄水なしモデルへ切り替えてください。
\我が家で実際に使っているタイプの代替品/
↓↓↓ LIXIL ナビッシュ H6(JF-NAH461SY(JW))はこちら ※必ず正規販売店で型番を確認してください
購入時の注意:Amazonなどでは非正規ルートの商品が出回るケースがあります。型番(JF-NAH461SY(JW))を正確に確認し、保証・部品供給の安心のために正規販売店での購入を強くおすすめします。
浄水カートリッジ(消耗品)
浄水機能付きのナビッシュをお使いの方は、カートリッジが消耗品として必要です。年1回程度の交換目安です。

\17+3物質除去タイプ/
↓↓↓ LIXIL JF-45N(17+3)はこちら ※対応モデルをご確認ください。正規品の購入をおすすめします
DIYが難しい方・取付条件に不安がある方は、無理せず業者依頼を検討してください。お住まいのエリアで「キッチン水栓 交換」を依頼できる業者を探すのが現実的です。複数の業者から見積もりを取って比較すると安心です。
あわせて読みたい関連記事
※ナビッシュ浄水カートリッジ(JF-45N/JF-43N)の違い・交換手順を解説する記事は準備中です。公開しだいこちらに追加します。



